こんにちは。
本メディアでは過去にひろゆきさんの「僕が親ならこう育てるね」や「1%の努力」など様々な本に関する要約やまとめ記事を書かせていただきました。
- 【ひろゆき新著】「ラクしてうまくいく生き方」のまとめ総評【要約あり】
- 【ひろゆき】「なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23」の要約と感想【まとめ】
- 【ひろゆきベストセラー】1%の努力を読んだ5つの感想【努力不要論】
そんな本日はひろゆき新著の「叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」」といった本が発売されたので早速読んでみましたので、要約をさせていただきます。
まず結論から申し上げますと、ベストセラーになった「1%の努力」ほど新たに勉強になった部分は特段ありませんでした。
とはいえ、ひろゆきさんがフランスのパリに拠点を移されてから日本を客観視することができるようになり「日本のおかしいよね」といった部分が複数挙げられていた部分がすごく考えさせられた内容でした。
個人的に良かった点を簡単に3点ピックアップしてみました。
- 2ちゃんねるが成功した秘訣
- 貧乏の家庭は子どもも一生貧乏説
- これからの働き方について
それでは上から順に解説をしていきます。
2ちゃんねるが成功した秘訣
まずこれは「たまたま風が吹いただけ」というのが驚きでした。
実際、当時は2ちゃんねるのような掲示板は無数のようにありましたが、たまたま運営を続けていたら大ヒットをし、注いだ時間や労力は良い意味で比例をしなかったと述べています。
UUUMの創業者鎌田さんも同じことを言っている
成功の秘訣を「時代の波に乗れただけ」と答える経営者の少なさについて。
ウームの創業者である鎌田氏もひろゆきさんと同じことを考えで、「常用が合っていたから」と「たまたまマーケットがったから」だとぶっちゃけています。
実際私自身ももし会社経営をしていたらそういった努力論や根性論を語ってしまうかもしれません。
成功者である秘訣
これらのことから、実際かなり運ゲーかもしれません。
「ただそこにいたから」という面白みのない理由で成功者が誕生すると記載がされていました。
多くの経営者は才能や努力を賛美しているのだと書かれており、すごく同意ができました。
結局は時代の変化に対応できるかできないか、というところにもよりますね。
貧乏の家庭は子どもも一生貧乏説
東大卒の家庭は子共も東大卒になる理論、少々強引かもしれませんがかなり筋が通っていると思います。
理由は簡潔であり、DNAの問題もありますが東大卒ともなればそれなりに良い待遇を受けることのできる職場に就職ができます。
つまり、子供にもそれなりの学業に対する投資ができるということです。
下記におもしろいデータがあります。
両親が健在で、それなりにお金も稼いでおり経済的に恵まれた子供は成人しても裕福で、親が離婚したりして経済的に苦労した子供は、ほとんどが貧困層から抜け出すことができなかったといわれています。
よく学歴は努力次第で手に入れることができると言われるので、公平に近い指標のように扱われますが実は違います。
実験結果を見る限り、実際には親の収入や周りの環境が大きく影響を与えていることがわかります。
ひろゆき氏の「とりあえず大学は卒業しとけ」説
大学不要論を掲げる人たちはよく、大学に行かなくても大抵のことは学べると主張しますが、これは確かに本当です。
しかしながら、「大学はとりあえずFランでもいいから出とけ」というのがあります。
理由は高卒の男性の生涯賃金が平均で2億1000万円ほどに対し、大卒・大学院卒は2億7000万円ほどと言われており、これらは家2軒建つほどの差が生まれています。
これらの意図から、日本企業が「大学で何を学んだか」ではなく、「大卒である」ということに大きな価値を見出していることの現れだとひろゆきさんが論じています。
学歴という目安がないと信用が得られにくい
確かに大学を出たからといってニートもたくさんいるので、データが全てというわけではありません。
さらにいえばビルゲイツやマークザッカーバーグさんも大学を中退しておられますが、成功している人もいます。
しかしこれらを真に受けるととんでもなく、プロ野球選手や芸能人になれるレベルの一握りです。
学歴もなければ実績もない若者に信用もないので大きな仕事を任せてくれる人はいません。
学歴という目安があれば、それなりに信用を得れる場合が多いです。
たとえ奨学金を借りながら通ったとしても、将来的には大きな差が生まれるので大学は出とけ派に賛成です。
これからの働き方について
たとえば日本では、いまだに能力による評価があまりされていなかったりします。
ただ会社に長く在籍しているだけで、会社に貢献してきたという風習がまだ根強い部分もあります。
経営者の立場からすると、いいものをつくる能力のある人が会社にいることが重要であることに対し「ただ長く勤めているから信頼できる」というだけの理由で中高年を管理職にしています。
実際私が勤めている会社でもそういう風習がありますね。。。
高度経済成長のときは違った
当時は日本全体が上り調子だったため、やってもやらなくてもとりあえず長く働けばよかった時代がありました。
こういう社会状況であれば、会社在籍期間が長い=貢献してきたということになりますが、いまはそうではありません。
実際、私の勤務先も徐々にですが年齢や在籍期間の関係なしに「結果にフォーカス」した体制にシフトチェンジしていっています。
今後もそういった文化が根強い会社が増えてくるのではないかと思います。
働き方改革について
電通の女性社員が亡くなった件から、多くの会社が22時以降残業禁止命令を出すようになりました。
しかし、この本ではそれらが解決策にはならないと記載がされていました。
クリエイター系の仕事をしている人あるあるなのですが、働きたくてたまらない社員もいるはずです。
働きたい人には働ける環境を用意しつつ、過度な業務を強いられている社員がいないかチェックをできる体制をつくっていくべきと本著に記載がされており、まさしくその通りであるべきだと考えさせられました。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
本日はひろゆき新著の「叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」」といった本が発売されたので早速読んでみましたので、要約してみました。。
改めて、今回は個人的に良かった点を簡単に3点ピックアップしてみました。
- 2ちゃんねるが成功した秘訣
- 貧乏の家庭は子どもも一生貧乏説
- これからの働き方について
改めて今後の働き方やお金の使い方について色々考えさせられた、いい本だったと思います。