【今泉力哉最新作】「街の上で」を見た感想まとめ【ネタバレあり】

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映画

こんにちは。

先ほど映画館で今泉監督の最新作「街の上で」を見てきたのでレビューをさせていただきます。

小生の大好きな映画監督、今泉力哉監督の最新作。

まず結論からいえば”エモい”などという流行り言葉では決して片付けることのできない、現在の今泉さんが最大限に表現できる人間の愛を感じました。

  • 愛がなんだ
  • his
  • mellow

過去に様々な彼の作品をわざわざ映画館に足を運んで見てきましたが、まさに今作こそ最高傑作だと思いました。

現時点でfilmarksの評価が4.3と視聴者の評価が非常に高いのも一切異論なし。

ユーモアと愛と人のこと。可笑しくて楽しくてずっと観てられるし、土日は延々と部屋で流していたいほど素敵な映画。

本作の舞台である下北沢は思わず住みたくなるほどの独特のアンティークな雰囲気がなんと言っても心地が良いです。

渋谷だと騒がしいけれど、下北沢であれば時間の流れがゆっくりと感じるような、誰でも受け入れてくれるような自然な空気感が最高でした。

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あらすじ

下北沢の古着屋で働いている荒川青。青は基本的にひとりで行動している。

たまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったり。口数が多くもなく、少なくもなく。ただ生活圏は異常に狭いし、行動範囲も下北沢を出ない。事足りてしまうから。

そんな青の日常生活に、ふと訪れる「自主映画への出演依頼」という非日常、また、いざ出演することにするまでの流れと、出てみたものの、それで何か変わったのかわからない数日間、またその過程で青が出会う女性たちを描いた物語。

人に会いたくなる映画

本作では小さな世界の街を切り取った、小さな空間に居候させていただく心地の良さだったり、可笑しいのに愛おしく、ただ人が恋しくなります。今泉監督の映画を見終わったあとは何故こんなに人と会いたくなるのでしょうか。

恋バナなんて面倒だと思いがちだけれど、いざ聞いてみると結構面白かったりするものだったりします。そして恋バナに訪れる絶妙な”間”を感じ取るのも楽しいものですよね。

別れ話からスタート

本作では突然別れ話からスタートするけれど、数日間において様々な人と出会い成長していくのをテーマにしています。

ただの古着屋店員がまさかの映画に出演することになったり、初対面の女性の家に突然お邪魔することになったり通常ではありえない映画の世界だと思いがちなのに、本作ではそれらに一切違和感を抱かせないところが今泉監督の力量なのだろうと思いました。

中田青渚さん演じるイハが宅飲みを誘うシーン

通常であれば初対面であるはずなのに女性が男性を自宅で飲み直しに誘うなんて恋愛絡みでしかないはずが、本当に男女には友情があるんだと思わせるほどの雰囲気には思わずニヤニヤが止まらなかったです。

初対面だからこそ、普段仲良くしている人にはあまり話さないことをつい話してしまう二人の気持ちがすごく分かりました。

親しい相手だからこそ話せないことがたくさんあったりするものです。

だからこそ、主人公の荒川さんとイハが互いに自分の恋愛相談をすることに違和感は一切抱かず、個人的にこの17分が本作のクライマックスなのではないかと思うほど二人の言動・行動に目を離せなかった。

男女に友情は絶対あると信じたい

通常であれば家に男女が二人いるとちょっといやらしく見えたりするものではあるが、そう見えないのに男女二人きりのドキドキ感もこっちに伝わってきて本当に絶妙な空気感だった。

荒川さんが”泊まる”と選択した際にやっぱりどっちかが手を出してしまうのかな、とか。

そしてこのカットもどうやら1TAKEのみとのこと。1TAKEではないと決してこの絶妙な空気感を決して出すことはできなかっただろうと思う。

イハの可愛すぎる兵庫弁

そして彼女ならではの大阪ではなく、地元の兵庫弁がバリバリでイハではなく中田青渚さんそのものを表現していました。

どうやら調べてみると、元々は渡された台本で標準語で書かれていたそう。

しかしながら、今泉監督と話しているうちに兵庫弁のほうがナチュラルに聞こえるとのことで途中に全て台本を書き換えたそうです。

これらは一見するとアドリブのような言葉のやりとりになっているので、今泉監督の作品がリアルで生っぽく見える要因のひとつなのだろうと思います。

関西といえば1番最初に思い浮かべられるのは大阪といわれたりしますが、一番綺麗で可愛い関西弁というのは兵庫だということを改めて認識しました。

まとめ

個人的に今話題の「花束みたいな恋をした」とセットで見ると、さらに人と会いたくなるし人のことを理解したいと思えるようになると思いました。

この2つの映画の共通点としては日常の何気ないシーンを切り取り、それがあたかもかけがえのない時間を過ごしていると錯覚をさせているところであったりします。

そして、全ての出演者に平等の出演時間を与えている今泉監督の優しさ。全てにおいて”好き”が詰まった現時点で今年No1の映画ですね。

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