【映画感想】話題のTENET(テネット)の解説&考察【※ネタバレ注意】

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映画

こんにちは。

タイトル通り、先日のヴァイオレットガーデンに続き「TENET」をみたので解説&考察をレビューさせていただきます。

多くの視聴者が見終わったあとに「難解」と感想を述べていたので、実は前もってネタバレを見てから映画館に足を運んでみました。

・・・しかしネタバレを見てからであっても完全に理解をすることができませんでした。
これは2回、3回視聴を繰り返しても同じ感想になりそうです。

妻殺しの犯人を追う記憶障害の男を主人公に、ストーリーが終わりから始まりへと逆行していく「メメント」ですら途中から頭を抱えるようになったので、テネットになるともっと理解に苦労しそう。
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あらすじ

ストーリーを一言でいえば「名もなき男が人類を滅亡から救うために、過去と未来から“挟み撃ち”する」という壮大な作戦の物語です。

満席の観客で賑わうウクライナのオペラハウスで、テロ事件が勃発するところから物語が始まり、罪もない人々の大量虐殺を阻止すべく、特殊部隊が館内に突入されます。

部隊に参加していた主人公は仲間を救うために身代わりとなって毒薬を飲まされてしまうが・・・なんとその薬は鎮痛剤にすり替えられていました。

昏睡状態から目覚めた主人公はフェイと名乗る男から、「未来からやってきた敵と戦い、世界を救う」というミッションを与えられます。

未来では「時間の逆行」と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へと移動できるようになっているという物語になっています。

考察

時間軸について

まず1番難解といわれている「時間軸」について述べてみます。

  • 正常な時間軸=赤
  • 逆行=青

視聴中、全然気にならなかったのですがなんと上記のように設定されています。

代表的な例が、「時間挟撃作戦」において、仲間同士で混乱しないために、それぞれの部隊が、赤い腕章/青い腕章を着用するシーンがあります。

また、オスロ空港やタリンの「回転ドア」のシーンにおいては、赤色/青色の識別を強調する演出が見られたりします。

これは、ノーラン監督が観客の理解をサポートするために残したヒントであると思われます。

2回目以降に鑑賞する際には、赤と青が映画でどのように配置されているかをチェックしてみるのも面白いかもしれないですね。

回転ドアについて

当作品について時間軸を操る上で「回転ドア」が度々出現します。

  • 逆行している際は自分で肺に空気を取り込むことができない
    ⇨つまり酸素マスクをしているシーンがあれば逆行しているサイン
  • 逆行する自分を検証窓から見たままドアに入ること
    ⇨そうしないと出ることができない
  • ドアに入ることで「正常軸+逆軸」の自分が存在すること
    ⇨接触する可能性がある場合は防御スーツを着用すること
  • 熱の反転が起きる。高温のものが冷たく、低温のものは熱い。
    ⇨炎は氷になる

まずこの点を理解した上で視聴しないと全く理解が追いつかないかもしれません。

シュタインズゲートのようなタイムリープではなく、当作品で描かれているのは「時間を遡ること」になります。

つまり1時間前に戻るには1時間逆行しなければならない設定となっています。

タイトルについて

当作品は冒頭にも述べた通り、過去と未来から“挟み撃ち”するといったストーリーとなっています。

ここも調べてビックリしたのが、タイトルの「TENET」自体が、前からも後ろからも読める回文になっており順行と逆行の挟み撃ちを示唆していました。

そもそもTENETとは何なのだろうか。実際劇中でその部分については殆ど語られていませんが、「TENET=主に集団における信条、主義、原則を表す単語」のことです。

そしてこの劇中では「世界を守る」という信条を基に集った未来人と戦う組織=【TENET】となっています。

TENETという言葉自体はラテン語の回文は下記が由来となっています。

  • SATOR (今作の黒幕)
  • AREPO(ゴヤの贋作を描いた画家。)
  • TENET(タイトル)
  • OPERA(物語冒頭のオペラハウス)
  • ROTAS(空港に美術品などを保管する金庫を建設した会社)

劇中にはその回文のTENET以外の単語もしっかりと登場しています。

TENETはTEN(10)という言葉を前後から繋ぎ合わせた言葉

これは作品のクライマックスである「過去と未来の10分間の挟撃作戦」を表しているということになりますね。さすがノーラン監督!深すぎる!

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ノーランならではの映像美

どのシーンを切り取ってもデスクトップの壁紙にしたいようなシーンばかり。

冒頭のオペラのシーンも美しくもあり、全員が同じ向きに倒れるのはまさにノーラン監督のこだわりでしょうか。

度々出てくる船のワンシーンではまさにタイタニックを感じさせるような美しいシーンでした。

美しいで思い出しましたが、キャストの「エリザベス・デビッキ」さんのスタイルの良さがあまりに人間離れしすぎて、今まで見た中で1番美しい女性なのではないかと思ってしまった。

調べてみるとなんと身長が191cmもあるとのこと・・・そして30歳に見えない!

そして主人公の決まったスーツ姿はピシッとしており、ジェントルマンを感じさせる風貌に・・・。どれだけ激しい戦闘シーンであってもスーツにシワ1つすらつきません。

所感

まず当作品の主人公に名前がないのに驚きでした。

どのタイトルであれ、主人公には大抵名前は付き物でありますがなんと当作品には名前すらありません。

この映画においては「無知は武器」とされ、主人公も殆ど何も分からないままミッションに参加しており、観客にも情報が与えられないまま瞬く間に物語が進んでいくようになっています。

初見でストーリーを理解するのは一切無理だと感じた上にキャストもノーラン監督から渡された脚本を理解出来ず何度も何度も読み直し、質問しまくったそう。

ただ、一度この作品を観た上で、ルールや設定・世界観を理解して時系列を整理して考えていけば、科学的な知識が無くとも大枠は十分に理解可能だと判断できました。

間違いなく当作品に関しては1回目よりも2回目、3回目のほうが楽しめるであろうと感じました。

映像時間について

映画が3時間近いのですが、やはり人間の集中力は1時間半-2時間までであると感じました。

仕事終わりのレイトショー+時間は長い+難解であるストーリーなので、見終わったあとドッと疲労が・・・。

追伸

今回人生初IMAXで臨んでみたが、あまりに迫力に脅かされました。音響だけでなく、映像1つ1つに「奥行き」が発生することに驚きました。

IMAXに慣れてしまうと、普通の映画を見た際に全てが劣化して物足りないように感じてしまうかもしれませんね。

1度生活水準を上げてしまうと下げるのに苦労する感覚に似ているのかもしれない。

人生初IMAXが「TENET」で良かったと思いました。クリストファーノーラン最高!

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