こんにちは。Nagiです。
当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去に様々な仮想通貨に関する記事をご紹介しました。
テーマは「Kaminoを使ってたら勝手にお金が増えた。でも逆に怖くなって全部調べ直した話」です。
暗号資産投資をしていない人は全くなんのことか分からないかもしれませんが、この記事では「そもそもKaminoとは?Kaminoで資産を運用している人、もしくはこれから始めよう」と思っている人に向けて、
なぜ放置でお金が増えるのか
どこにリスクがあるのか
どこで利確すればいいのか
を実体験ベースでできるだけ高校生にもわかるように解説していきます。
そもそもKaminoとは?
ざっくり言うと、KaminoはSolanaというブロックチェーン上で動く“自動資産運用アプリ”のようなものです。
ちなみにKaminoはSolana上でも信頼性の高いプロトコルの一つで、資産は自分のウォレットで管理される非中央集権型の設計になっているので、その点でも安心感があります。
たとえばKaminoには以下のような機能があります。
Multiply戦略
手元にあるお金を担保にして、もっとお金を借りて自動で運用してくれる仕組みです。
借りたお金をまた預けて、利息や報酬をもらうことを何度も自動で繰り返すことで、複利のように資産が増えていくのが特徴です。
うまくいけば利回りが大きくなりますが、失敗すれば一気に損をすることもあります(いわゆるレバレッジです)。Lending / Borrowing
自分のお金を誰かに貸して、その利息をもらうような仕組み。Vault戦略
マーケットの動きに応じて、どの戦略が一番いいかを自動で選んで運用してくれます。
特に僕がやっているMultiply戦略は、何もしなくても資産が増えていくのが魅力。もちろんデイトレよりも全くリスクはありません。
Multiply戦略で月1.5SOL増えた件
このスクショをご覧ください。
Kaminoで運用を始めたのは2025年2月14日なので、ちょうど記事執筆時点で3ヶ月前です。スタート時の総額は113SOLほど。Multiply戦略にpicoSOLを突っ込んで、あとはほぼ放置しているだけで現在123SOL。
増えたこと自体は嬉しい。でも、なぜ増えたのか、どういう仕組みで増えたのか、リスクは何なのか学習しないと実感がない状態でお金だけ増えてると、逆に怖くなる。
Multiply戦略では、自分の資産を担保にして、借り入れた資金でさらに運用する構造。つまり、見方を変えれば「借金して投資している」ような状態なんですよね。
1.5SOL増えただけで執筆時点で約3万ちょいなので完全に僕自身の食費はペイできるようになったと過言ではありません。僕の生活費一覧はこちら。
さらにエアドロもあり
KaminoでMultiply戦略を続けていると、Seasonポイントが貯まっていきます。
最初は「ポイント?なんの意味があるんだろう」と思ってましたが、実はKMNOというKamino独自のトークンのエアドロップ対象なんですね。
過去の配布実績から見積もるとどれくらいエアドロされる?
僕の場合
Season 2で実際に配布されたユーザー実績や分布から逆算するとこのポイント数だと、おおよそ以下のようなKMNOがもらえそうです。
- MultiplyでpicoSOLを運用(約3ヶ月) →スクショ時点で 4249384ポイント
見積もり:2,300〜2,500 KMNO
現在のKMNO価格:1枚あたり約0.082ドル(≒ 約12円)
換算すると → 27,600円〜30,000円前後
意外と少なく感じるかもしれませんが、約3万円ほどの収益が、さらに追加でほぼ放置で得られていたことになります。マジで「資産が勝手に増える世界」です。
もはやKaminoにて運用しない理由もありませんね。神です。
Kaminoって本当に安全なの?
- 資産が増えている
- 利回りも高い
- 使い方もカンタン
ですが、Kaminoの“信用性”について、メリットとリスクの両面から見ていきます。
Kaminoの安全性(メリット)
KaminoはSolanaエコシステムの中でも、トップクラスに信頼されているプロトコルです。
安心材料としては以下の点があります。
非カストディアル設計
ユーザーの資産はKaminoではなく自分のウォレットで管理
運営が勝手に引き出すことは基本的に不可能(これはかなりでかい)
オープンなスマートコントラクト
コードは誰でも検証できるオープンソース
実際に監査(audit)も複数回入っている
Solana上でも有数の実績
TVL(預けられている資産総額)は常に上位
公式パートナー(Jito、Sanctumなど)との連携多数
つまり、プロジェクトとしての透明性と信頼性は高い部類です。
デメリット
スマートコントラクトは“アップグレード可能”
Kaminoのコードはアップグレード可能な設計。
つまり、開発側が後からコードを変更できる“鍵”を握っているということ。
万が一、悪意ある改ざんがあれば、資産が不正に移動される可能性もゼロではない。ということになります。
完全なDAOではない(中央集権性が残る)
Kaminoはまだ完全な分散型運営(DAO)ではありません
開発チームや一部の主要ステークホルダーが強い意思決定権を持っている状態
→万が一プロジェクト運営が変質したり、方針転換があった場合、ユーザー側は防げないこともあります。
外部依存も含まれる(例:JitoSOL、mSOLなど)
Kaminoで使われる資産の多くは、他のDeFiプロジェクト発行のトークン(LST)です。
そのため、他プロジェクトのバグやトラブルがKaminoに波及するリスクもあります。
結論:信頼はできるけど、“100%安全”ではない
Kaminoはかなり信頼度の高いプロジェクトです。でも、スマートコントラクトや構造の特性上、「絶対安全」とは言い切れない。
だからこそ僕は「信用するのはいい。でも、信用しすぎないことが最大のリスク管理。」と考えています。
僕の戦略:毎月1 picoSOLだけ利確する
KaminoではMultiply戦略を継続しながら、毎月「1 picoSOL」だけWithdraw(引き出し)するルールにしています。
これを始めてから、数字以上にメンタル的な安心感が全然違うんですよね。Multiplyは複利的に資産が増えるので、本音ではずっと放置したい気持ちもあります。
でも、そういう時こそ“少しだけ逃がす”のが大切だと気づきました。僕がこの利確ルールを設けている理由は大きく3つです。
① 「増えた分」を確実に手元に戻しておくため
いくらウォレット上で数字が増えていても、引き出さない限りは“評価額”でしかない
利確して初めて、“現金”や“安定通貨”という「使えるお金」に変わる
僕はUSDCに変えて別のウォレットに保管しています(必要なら税金分にも回せる)
② 税務的にも整理しやすくなる
利確のタイミングを自分でコントロールできる
定期的に小分けで利確することで、大きな利益確定がいきなり来るのを避けられる
会計処理や確定申告も楽になる(年1回まとめてより、分散のほうが安全)
③ 運用と利確を“仕分け”することで、メンタルが安定する
「全部増やしたい」という欲と、「全部守りたい」という不安
この相反する気持ちのバランスを取るために、「半分だけ逃がす」みたいな発想が有効
“増やす口座”と“逃がす口座”を分ける感覚に近いです
たとえるなら「カジノでチップを換金する」ようなもの
仮にチップで資産が3倍になったとしても、一度も換金しないまま帰れば、それは“ただの夢”です。
Multiply戦略での利回りはすごいけど、それが実際の資産になるのは、引き出した瞬間だけ。「紙の利益」はあくまで数字。それを“現実のお金”に変えるための儀式が利確です。
欲張らず、でも止めない
全部を利確してしまえば複利効果は止まります。逆に、まったく利確しなければ、清算や下落でゼロになるリスクもある。
このバランスが、自分にとっては最も安全かつ、健全な資産運用の形だと思います。
まとめ
いかがでしたか?
暗号資産の運用についてよく分からない人からしたら「なにこれ?」と思うような内容だったかもしれませんが、Kaminoは本当にすごいプロトコルです。
放置してただけで、1ヶ月で1.5SOL(約3万円)増えている
KMNOのポイントエアドロでも約3万円分
「これ、もしかして……もう働かなくていいのでは?」そんな甘い幻想すらよぎるくらい、ワクワクが止まりません。
その3万円でSolayerにて決済をするだけなので、この形でいくのであれば完全に食費は無料になりました。金持ちほど複利で生きていける残酷な世の中。
ここまで利回りだけである程度暮らせるようになったのも、読者の皆さまのおかげなので感謝です。