こんにちは。
この記事はWEBデザイナーを目指している大学生とWEB業界へ転職を目指している社会人に向けた記事になります。
現在私はWEBデザイナーの仕事を丸7年しており、これから8年目に差し掛かろうとしています。
年数を考えるとスキル的に言えばセミプロあたりでしょうか。
結論からいうと「未経験でもWEBデザイナーにはなれます」と断言できます。
ただし下記6点がかなり必須能力になってきます。
- 新しいものが好き
- 順応性があるか
- ポートフォリオを更新している人
- 本気でWEBが好きか
- 根性があるか
- 安月給でも耐えれるか
それでは詳しく解説していきます。
WEBデザイナーをこれから目指している人に一言
また給与面でも割と賞与無しとか月給18万円とかザラにあります。その覚悟がある人は是非目指しましょう。
23歳当時の僕のスペック
- 普通の4年生大学卒
- 新卒で入社した会社は不動産の広告代理店
- HTML/CSS/Javascript書けない
- PhotoShop起動したこともない
- イラレ?なんやそれ!
上記の通り、元々美大卒でもないですし、特別WEB関連の知識があったわけでもないです。もちろんHTMLもCSSもJavascriptも書けませんでした。
マジの未経験
当時割と就職しんどいと言われていた時期で、大卒が死ぬほどエントリーシート出しては祈られる、という現状でした。
ヒッチハイクも世界一周もバイトリーダーもサークル活動もしたことない自分には無理でした。
たまたまご縁があったのが不動産の広告代理店といった感じになります。
バナー制作に打ち込む日々
しかし、広告代理店というのもあって300×250サイズや720×90のバナー広告を作ったり徐々にデザインについて学んでいきました。
これは経験を積むことができて非常に運が良かったと言えると思います。今やスクールやメンターに通ってお金を払いながら学んでいらっしゃる方がいる中、「お金をもらえて、しかも経験が積むことができる!?最高!」と毎日思っていました。
毎日学びの連続で割と楽しい
実務未経験とかじゃなくて、マジモンの未経験でした。本当にゼロでした。
最初はDreamweaverの使い方を覚えたり、Photoshopの使い方を覚えたりしながら、誰でもできるような仕事をしていました。
- バナーの日付を変える
- 商品の画像の切り抜きをする
- 画像の差し替えをする
今思えば誰でもできるようなことばかりでかなり雑務のように見えるかもしれませんが、デザイナーというワードがキラキラしていた自分は毎日が輝いて見えました。
しかし転職活動を始める
新卒3年目に差し掛かろうとしていたときに「不動産の広告」しか作れないことに限界を感じるようになりました。理由としては下記になります。
不動産の広告やWEBサイトといえば
- ほとんど明朝体しか使わない
- ほとんど白・金・黒・赤のカラーしか使わない
- キャッチコピーが大体同じようなものばかり
マンションの購入などは一生モノの買い物であるため、高級感を出すためにどうしても明朝体しか使わなかったり、重厚感のある色ばかり使うことになります。
他にも不満アリ
- 給与が手取りで15-16万前後
- 賞与なし
- パワハラあり
- 残業が当たり前
上記のように様々な不満を持っていたこともあり、転職活動を始めることにしました。2度とあの会社に戻りたくねえ!当時の自分はこちらの記事に記載しています。
25歳に差し掛かろうとしたときのスペック
- 新卒3年目
- Fireworksは毎日使うのでバリバリ使える
- しかしFireworksが終了していたためイラレやPhotoshop使える求人ばかり
- HTML/CSS/Javascriptは覚えたて
- WEBサイトを一から2サイト作った
当時HTMLもCSSも全くわからない状態でしたが、「モダンコーディング」という本と出会って完全にレスポンシブのコーディングを完全マスターしました。
当時のことを思いだせば「イラレ?フォトショ?使ったことないけどWEBデザイナーなりたいです!」って言ってるようなのと近しいですね。
コーディングに関してはモダンコーディング1冊読めばOK
難易度的に言えば「コーディング中級者あたりからおすすめ」とレビューされているのをチラホラ見ますが、これ1冊だけで十分かと思います。
というかむしろこれで理解ができなかったらちょっとアレなんじゃないかと思えるレベルで優しいです。
転職サイトに登録する
私が登録したサイトはこちら。
20代に特化したものからクリエイター寄りのものまで幅広く登録しました。
関西で良さそうな求人を30社ほどエントリー
面接まで行けたのは大体20社くらいでした。
今思うとめちゃくちゃ書類通過していますね。しかしながら下記のようなツッコミがかなりありました。
- 3年の経験は欲しい
- うちイラレ・フォトショなんですよね〜みたいなことばかり
- WEBサイトまだ2つしか作ったことないの?
これらのことからかなり苦戦をし、なんだかんだで3-4か月転職に時間をかけていたように思います。
ようやく行きたかった会社に内定を頂いた
2017年の6月にようやく行きたかった会社に内定を頂きました。
しかしWebデザイナーとして出発した僕は、早々に壁にぶつかります。何を隠そう僕はデザインのデの字も知らないことに気が付きます。
- 明朝体しか使ったことない
- 白色・金色・黒色・赤色のカラーしか使ったことない
「不動産特化」というのは、その業界にとっては良いかもしれませんが、外に出てみるとほとんど役立ちませんでした。
不動産の業界では余白の使い方もかなり広めだったり、文字詰めもかなりゆるかったりだったのですが、ここまで他業界と違うのかと痛感しました。
かなり苦労する毎日を過ごす
上司のダメだしを受けながら、最初は自分のデザインはボツになり、先輩デザイナーのデザインのコーディングがメインの仕事になりました。
でもそのおかげで2サイトしか作ったことがなかった僕は、気付けば100サイトほど制作していました。
自分のデザインが採用されるようになったのは1年たってから
あまりにも悔しくてデザインスクールに通ったりもしていました。当時は制作会社で超絶有名な「株式会社LIG」さん率いるデジハリでは本当にお世話になりました。
- もっと良いデザインを見ること
- 文字詰めを考えること
- なぜそのデザインにしたか説明できること
上記のように具体的にきっちりと教えてくれるのがありがたかったです。個人的にはデジハリはめちゃくちゃおすすめです。
私自身がスキルを高めるために行ったこと
WEBデザイナー=経験こそものがいう職種でもあります。
私はデジハリ以外にもコツコツと学んでいくためにWEBデザインスクールをいくつか入会していた過去があり、実際に入会していたスクールピックアップさせていただきましたので、夢を追いかけるためにも是非片っ端から登録をすることをおすすめします。
毎日が刺激的で成長を実感した
上司や先輩の制作するデザインを間近で見る経験はとても貴重でした。また、何が悪いのかを毎日勉強できたのはすごく良い経験だったかなと思います。
WEBデザイナーに向いている人
冒頭にも掲示しましたが下記6点はかなり必要スキルになってくるかと思います。
- 新しいものが好き
- 順応性があるか
- ポートフォリオを更新している人
- 本気でWEBが好きか
- 根性があるか
- 安月給でも耐えれるか
ザックリとはなりますが、「これだけは譲れない!」みたいなこだわりがある人や「普段からアンテナを高く張っている人」は向いているかと思います。
まとめ
私はWEBデザイナーをやめたいと思ったことが一度もありません。
新人の方は今のうちにたくさんいろいろなものを見て吸収して、それだけではなく自分で手を動かして積極的にアウトプットをしましょう。
エンジニアにも同じことが言えると思う
思考もインプットも重要ですし、何より自分で手を動かしてプログラミングをしないことには始まりませんので是非行動に移しましょう。
とりあえず迷ったらデザインスクール「LIG」がおすすめかも
今や素人が素人に教えるパターンも多く、炎上をしているのをチラホラ見かけますが、創業時から数多くのデザインアワードを受賞してきた「LIG」さんでは具体的にきっちりと教えてくれるのがありがたかったです。
- デザイン
- HTML・CSS・Javascriptを用いたコーディング
- マーケティングスキル
- ディレクションスキル
何度も同じ質問をして申し訳なかったですが、一切嫌な顔をせずWebデザイナーとして必要な知識を伝授してくださったLIGさんはかなりおすすめかもしれません。
もちろん無料で説明会に参加することもでき、遠方の方であればオンラインで受けることもできるので気になった方は一度お試ししてみてはいかがでしょうか?