こんにちは。Nagiです。
当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去に様々な仮想通貨に関する記事をご紹介しました。
はじめにことわっておきますが、今回の記事は約13200文字あります。暗号資産を投資していない人はとても眠くなる記事かと思いますので回れ右していただいて問題ないです。
今回の記事では自分のバブルに関する考え方をツラツラとかいています。DYOR(自己責任)で判断していただき、参考程度にご覧ください。
2025年、暗号資産市場は歴史的な転換点を迎えています。2024年4月、ビットコインは4度目の半減期を通過し、同年には、長年の悲願であったビットコイン現物ETFが米国で承認され、機関投資家の巨額資金が市場へと流れ込む道が開かれました。
その結果、ビットコインは史上最高値を更新し、新たな時代の幕開けを告げています。
一方で、イーサリアムやソラナといった主要アルトコインは、ビットコインの勢いにやや遅れを取りながらも、着実にチャートを回復させています。
市場全体の時価総額を示すTOTALチャートには、早くも「次なるバブル」の胎動が見え始めています。
特に2025年5月現在、多くの投資家の脳裏には、以下の3つの問いが渦巻いているのではないでしょうか。
- 今からビットコインに投資するのは賢明か?
- 出遅れているイーサリアムやソラナには、まだ投資のチャンスがあるのか?
- もしバブルが到来するなら、いつ、どのように利益を確定すべきか?
本記事では、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、そして市場サイクル分析を統合し、これらの疑問に対し明確な答えを提示します。
暗号資産市場が再び熱狂に包まれる前に、冷静に準備を進めるための羅針盤として、ぜひご活用ください。
- ビットコインは「買い」から「出口戦略」へ
- イーサリアムはこれからが本番だと思う理由
- ソラナはTOTAL3市場の主役候補
- そもそも暗号資産バブルは来るのか?
- 利確はいつ、どのように行うべきか?
- 2025年は“同時崩壊”ではなく“段階崩壊”になる理由
- まとめ
ビットコインは「買い」から「出口戦略」へ
かつて、暗号資産市場への入り口として、ビットコイン(BTC)への投資は最も自然な選択肢でした。
しかし、2025年5月現在、これだけ伸びきってしまっているビットコインに対して「今、積極的にビットコインを買い増すべきか?」という問いには、慎重な検討が必要です。
今後の投資判断を左右する3つの重要な視点を見ていきましょう。
① ドミナンスのピーク:ビットコイン一強時代の終焉
ビットコインドミナンス(BTC.D)は、暗号資産市場全体に占めるビットコインの時価総額の割合を示す指標です。2025年5月現在、BTC.Dは約63〜65%に達しており、過去5年間で最も高い水準にあります。
この数値は、ビットコインに集中していた資金が、間もなくアルトコインへと移動(ローテーション)を開始する可能性が高いことを示唆しています。
過去の市場サイクルにおいても、BTC.Dがこの水準に達した後には、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)をはじめとするアルトコインが大きく上昇する「アルトシーズン」が到来しています。
② 材料の織り込み完了:ETFと半減期のインパクト
2024年初頭に承認されたビットコイン現物ETFは、価格上昇の強力な推進力となりました。しかし、その影響はすでに市場に十分に織り込まれており、今となっては新たな価格上昇の起爆剤とはなりにくい状況です。
さらに、2024年4月にはビットコインの半減期も通過しました。供給量の減少という構造的な強みは依然として存在しますが、いまさら買おうという人もそんなに多くないはず。
③ テクニカル分析:利確ゾーンへの接近
ビットコインのチャート分析からは、現在価格が長期上昇チャネルの中腹から上限付近に位置していることがわかります。価格はすでに100,000ドルを超え、目先の上値目標は120,000〜135,000ドル付近とされています。
しかし、これは裏を返せば、今から新規に購入した場合の潜在的な上昇幅は12万ドルまであがるとしても20%程度に留まる可能性を示唆しています。もしこの水準でエントリーし、価格が反落した場合、「高値掴み」となるリスクは否定できません。
中間まとめ|ビットコインは「買う」から「売る」フェーズへ
- 新規でのビットコイン買い増しよりも、保有ポジションの利益確定戦略を検討すべき時期。
- 今後の資金は、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)など、次なる成長が期待される銘柄へシフトする可能性が高い。
イーサリアムはこれからが本番だと思う理由
要因 | 内容 | 下支え効果 |
---|---|---|
政治的ポジション | トランプ本人がETH保有・NFT発行 | 大統領選までは“下手に崩せない” |
法制度の整備 | ETFは承認されたが、価格はまだそれを十分に織り込んでいない | 売却どころか“買う環境”が整う |
実需とバーン | ステーキング・供給減 | 価格を押し上げやすい体質に |
4月の急落吸収 | 1,300ドル台で反発確認済 | “最後の押し目”の可能性すらある |
ビットコインが一定の役割を果たした今、市場は次の資金の受け皿を探し始めています。
その中で、最も自然かつ妥当な選択肢として浮上しているのがイーサリアムです。
2025年5月現在、イーサリアムの価格は約2,500ドルと、過去最高値(約4,870ドル)の半値水準に留まっています。
しかし、ネットワークとしての需要、機関投資家の関心、そしてテクニカルな足元の強さは、ビットコイン以上にポジティブな兆候を示し始めています。
BTCとの相関性が崩れた今こそ、ETHが“単独で評価される”局面へ
ご覧の通り2022年〜2025年前半にかけて、ETHとBTCの価格連動性(相関性)は明らかに低下しました。
ビットコインがETF承認や半減期といった大型材料を背景に大きく上昇した一方、イーサリアムは目立った材料不足やETH/BTC比率の低下により、相対的に出遅れてきました。
しかし、歴史的なサイクル構造に基づけば、この“一時的な非相関”のフェーズはむしろ後半バブルへの伏線であり、今後、再びETHがBTCと連動、あるいはアウトパフォームする構造が生まれると考えられます。
なぜ相関が回復すると考えられるのか?
- BTCが利益確定や横ばい局面に入ることで、資金がETHなどのアルトコインへ流れやすくなる。
- ETH現物ETFの承認・取引開始により、“実需に基づいた買い”が定着する。
- ETH/BTCの価格比率が長期的なサポートラインで下げ止まり、反転の兆候を示している。
これらの状況は、過去のバブル(2017年、2021年)において、ETHが遅れて爆発的な上昇を見せたタイミングと類似しています。
投資家が注目すべきシグナル
- ETH/BTCの週足チャートでの反転シグナル(MACDやRSIの陽転など)。
- BTCが横ばいとなる一方で、ETHが強い日足・週足のチャートパターンを示す。
- SOLや他のアルトコインとの間で、“資金の奪い合い”が始まる兆候が見られる。
現在それらがもろに当てはまります。
ETHとBTCが再び強い連動性を示し始めるタイミングは、「ETHが市場の主役となるシグナル」であり、ETH単体の成長ポテンシャルが最大化するポイントです。
したがって、現在ETHがBTCと連動せず、“弱く見える”この時期こそ、「資金がまだ流入していない=先行投資のチャンス」と捉えるのが合理的だと思います。
② テクニカル構造が示す「反転の兆し」
スクリーンショットでも共有しましたがチャート分析では、ETHは長期の下降トレンドラインをすでに突破し、新たな上昇トレンドへの移行期にあると見られます。
- ストキャスティクスやMACDなどのオシレーター系指標も、底打ちから上向きへの転換を示唆しています。
- BTCに対する相対的な強さを示すETH/BTCチャートでも、明確な反転の兆候が現れています。
これは、ETHに対する相対的な資金優位性がこれから始まることを示唆しており、BTCの利益確定が進むにつれて、その一部がETHに流入する構図は自然な流れと言えるでしょう。
③ イーサリアム独自の「構造的強さ」
イーサリアムは単なる投機対象ではなく、Web3、DeFi(分散型金融)、ステーブルコイン、RWA(現実資産のトークン化)など、多岐にわたる分野の基盤インフラとしての役割を担っています。
- ステーキングによる供給量のロック(≒流通量の減少)。
- L2(レイヤー2)チェーンとの相互運用性の向上。
- 金融機関や政府が関与するRWAの実証実験の多くがETHチェーンを基盤として進行中。
これらの事実は、ETHの価格上昇が一時的な投機によるものではなく、“実需に裏打ちされた持続的な上昇”を迎える可能性が高いことを示唆しています。
まとめ|イーサリアムは今後数ヶ月の主役候補
現在の価格水準、ファンダメンタルズ、テクニカル分析の全てが、ETHがリスクを抑えながら大きな成長を秘めていることを示唆しています。
ポートフォリオの中核銘柄として、ビットコインの次を担う資産となるかどうか。それを判断する最適なタイミングは、まさに「今」だと思っています。
ソラナはTOTAL3市場の主役候補
イーサリアムが機関投資家や金融システムとの親和性で注目を集める一方、個人主導の成長と技術革新の先頭を走っているのがソラナ(SOL)です。
これまで「イーサリアムキラー」として何度もその名が上がってきたソラナですが、2025年の今、ようやくその評価に中身が追いつきつつあります。
特に注目すべきは、ビットコイン・イーサリアムを除いたアルト市場(=TOTAL3)において、明確な主役候補となりつつあることです。
① “出遅れ”から“主役”へ:価格と勢いの転換
ソラナの現在価格は約170ドル。
最高値である290ドル代にはまだ届いていませんが、他の多くのアルトが依然として回復途上にある中で、いち早く高値圏へ戻ってきた希少な存在です。
ただ価格が戻っただけではありません。
Solanaチェーン上のユーザー数とアクティブDAppsは急増
NFT市場でもEthereumと競うレベルの出来高を記録
DePIN(分散型インフラ)やモバイル関連プロジェクトが成長中
これらの動きは、価格ではなく“実需と開発”がSOLの成長を押し上げていることを物語っています。
② アルトマネーの波に乗る「タイミング」
ビットコインとイーサリアムが利益確定の局面に移行すると、市場の資金は新たな投資先を探し始めます。
過去の市場サイクルにおいても、このような状況下で資金が集中したのが、BTCとETHを除くアルトコイン市場、すなわちTOTAL3でした。
現在、このTOTAL3チャートは明確なブレイクアウト(価格上昇)直前の形状を示しています。
そして、その中でも最も先行して上昇しているのがSOLであり、この“リーダー銘柄”に乗ることで、アルトコイン市場の初期の成長の波を捉えることが可能になるフェーズです。
③ テクニカル的には一旦調整、次の上昇を待つ局面
ここまで短期間で急騰してきた反動もあり、現在のソラナは中期的な押し目形成の最中です。
MACDやストキャスなどの指標も高止まりから一部反転しており、短期的にはエントリーを慎重に見極める場面。
その一方で、$140〜160のゾーンで買いを仕込む戦略は非常に理にかなっています。
もし市場が再加熱すれば、$250を超え、$350〜500台への拡張性も十分に想定できます。
まとめ|ソラナは「アルトシーズンの初動」を牽引する銘柄
実需、成長性、資金流入のタイミングが重なる
ETHと比較して“価格の軽さ”と“伸び代の大きさ”が魅力
ただし今は「高値追い」よりも「調整の押し目拾い」が最適戦略
中長期の視点では、SOLは2025年のTOTAL3バブルにおける“先頭ランナー”になり得る存在です。
そもそも暗号資産バブルは来るのか?
結論からいえばくるとおもっています。
それを最もわかりやすく示すのが、暗号資産市場の時価総額チャート(TOTAL, TOTAL2, TOTAL3)です。
これらを順に確認していくと、今の市場が“バブルの土台”に乗っていることが見えてきます。
① TOTAL(全暗号資産の時価総額)
このチャートは、BTC・ETHを含むすべての暗号資産を合わせた「市場の全体像」を表します。
2025年5月現在、TOTALは長期の下降ウェッジを完全に上抜け、安定した上昇トレンドへ移行中。
注目すべきは、2021年のバブル時につけた高値(約3兆ドル)に近づきつつある点です。
過去と異なるのは、今回の上昇は一気に爆発しているわけではなく、長期MA(移動平均線)を一つひとつ積み上げるように推移していること。
これは、単なる投機的な上昇ではなく、持続性のある成長型の上昇トレンドである可能性を示しています。
② TOTAL2(BTCを除いた暗号資産の時価総額)
TOTAL2は、ビットコインを除いた市場の動向を見るための指標です。
2021年のバブル時にはここが1.6兆ドルを超えており、アルト市場の熱狂ぶりが反映されていました。
現在は、ETH主導でTOTAL2が再びその水準に近づきつつあります。
しかも、ビットコインが高値圏で足踏みしているにもかかわらず、TOTAL2が着実に上昇しているという点は重要です。
つまり、「アルト市場だけで市場を押し上げられる体力が戻ってきている」ということ。
これはバブルの“入口”によく見られる現象です。
③ TOTAL3(BTCとETHを除いた純アルト市場)
最も注目すべきはTOTAL3です。
ここにはソラナをはじめ、ARB、OP、AVAX、INJ、ONDOなど中堅〜新興アルトの成長エネルギーが集約されています。
このチャートは現在、複数の底値を作ったあとに、右肩上がりのカップ型リバーサル(反転パターン)を完成させつつある状態。
この動きは、過去のバブル直前(2017年秋、2020年末)とよく似ています。
さらに、BTCドミナンスが高止まりしている今、TOTAL3の上昇が始まればそれは「アルトマネーの本格的解放」を意味します。
まとめ|今は“バブルの本体”ではなく“バブルの土台”
チャートはすでに明確な上昇トレンドへ
上昇の形状は過去のバブルより健全で持続型
ビットコイン一強ではなく、「市場全体が均等に加熱する」兆し
価格はまだ加熱していないが、構造的にはすでに“バブル初期”に足を踏み入れていると見て間違いありません。
利確はいつ、どのように行うべきか?
価格が上がるたびに話題になる「いつ買うべきか?」という問いに比べ、
実際の資産形成においては「いつ・どう売るか?」の方がはるかに難しく、かつ重要です。
特に、バブル期は「もっと上がるかも」という欲望と、「一度下がれば崩れるかも」という恐怖が同時に襲ってきます。
このような心理的ブレに巻き込まれないためには、あらかじめ“売る基準”を持っておくことが不可欠です。
① 利確は「天井で一発狙い」ではなく「段階分割」が基本
暗号資産市場のボラティリティは株に比べてかなり極端です。昔に比べてだいぶ落ち着きましたが、それでも1日5%以上動くのも当たり前です。
そのため、1点の価格を天井として売り抜けるのはプロでも困難。むしろ、それを狙うほど失敗のリスクは高まります。
最も堅実で、かつ心理的にも安定しやすい方法は、次のような段階的な分割利確戦略です。
小さな上昇で最初の利確(=リスクオフ+元本確保)
中間ゾーンで利幅確保
トップゾーンで最大利益
残りをガチホ or 再投資に備える
② ETHとSOLの利確カレンダー(実例)
以下は、ETHとSOLそれぞれの想定価格に基づく分割利確モデルです。
現在の価格から想定される上昇幅・時期・市場の熱狂度に応じて設計されています。
ETH(イーサリアム)戦略カレンダー
時期 | 想定価格帯 | アクション |
---|---|---|
7月〜8月 | $2,800〜3,400 | 追加購入(押し目判断) |
9月〜10月 | $4,000〜5,000 | 第1利確(20〜30%) |
11月〜12月 | $6,000〜7,000 | 第2利確(30〜40%) |
2026年初 | $8,000〜10,000 | 最終利確 or 長期保有残し |
ETHは機関資金の流入が一気に加速する局面が来たときに跳ねる特性があるため、最終ゾーンでは“持ち越す判断”も選択肢に入れておくことがポイントです。
なぜイーサリアムは6,000〜8,000ドルに届く可能性があるのか?
1. 現物ETFの承認と機関資金の流入予備軍
BTC ETF承認によって「実際に資金が流れた」ことが既に証明済み
ETH現物ETFはすでに承認・上場されているが、真のトリガーは“ETFが機関投資家によって本格的に活用される”フェーズ。価格はまだ十分にそれを反映していない
ETFは単なる価格材料ではなく、流動性の増加=バリュエーション上昇を意味する
ETH現物ETFはなぜ承認されたのに価格が下がったのか?
2024年5月、ついにイーサリアム現物ETFが米SECによって承認され、同年7月にはブラックロック、フィデリティ、ヴァンエックなど複数のETFが正式に取引開始されました。
それにもかかわらず、ETH価格は短期的に下落するという、直感に反する展開を迎えました。
それの原因について考えてみます。
原因①:ETF承認はすでに「織り込み済み」だった
市場では承認が既定路線とされ、期待が価格に先回りして織り込まれていた
実際の承認が出た瞬間には、利益確定売りが集中
原因②:S-1承認 → 取引開始までのタイムラグ
5月に19b-4が承認されても、ETFが実際に上場・取引されるまでに約2か月の猶予が発生
機関投資家が「買いたいけど買えない」フェーズが続き、買い需要が一時的に消失
原因③:ETH/BTC比が悪く、相対的な資金が流れてこなかった
ETF承認前後でもETHはBTCに対して弱く、ETH/BTCチャートは安値圏に
「ETFならBTCでいい」という判断が多く、ETHの資金流入は限定的
特にこれの可能性が高そうです。
短期的に売られたからといって、ETFの本質的価値が失われたわけではありません。
むしろETF承認によって、
米国機関投資家が法的にETHを長期保有しやすくなった
今後のETFオプション取引やステーキング機能拡張に繋がる
ETHが「長期運用資産」として評価されるフェーズの基盤が整った
本当の意味でETFが価格に効いてくるのは、「資産運用プロダクトとして流入が定常化した時点」からだと思っています。
2. 供給が減り続けている“超インフレ抑制構造”
EIP-1559以降、ETHのバーン(焼却)メカニズムが実装され、ネット供給が減少
ステーキングの拡大により、流通市場に出回るETHがさらに減る
つまり、価格上昇に必要な“売りの薄さ”が構造的に作られている
3. ユースケース拡大:L2・RWA・ステーブルの中核
世界中のステーブルコイン(USDC/USDTなど)の大半がETHチェーン上に構築
今後、実物資産(不動産・債券)をトークン化するRWA領域でも、ETHが標準的インフラ
L2(Arbitrum、Optimism)経由のユーザーが拡大し、ETH本体の手数料収益も向上中
つまり、ファンダメンタルズから見て「企業価値(≒時価総額)」がまだ正当に評価されていないと見るのが合理的で、6,000〜8,000ドルは資金の質と供給構造を加味したバリュエーションレンジです。
SOL(ソラナ)戦略カレンダー
時期 | 想定価格帯 | アクション |
---|---|---|
今〜6月 | $160〜$175 | 先行買い(割安圏) |
6〜7月 | $140〜$160 | 押し目拾いチャンス |
9月〜10月 | $220〜$260 | 第1利確(30%) |
11月〜12月 | $300〜$350 | 第2利確(30%) |
2026年以降 | $400〜$500 | 最終利確 or ガチホ判断 |
なぜソラナは400〜500ドルに届く可能性があるのか?
1. エコシステムの自律的成長(DePIN・NFT・Solana Mobile)
DePIN(分散型インフラ)の主要プロジェクト(Helium、Renderなど)がソラナ基盤で稼働中
NFTはイーサリアムと並ぶ2大市場。Magic Edenを中心に独自のユーザー層を獲得済
モバイルウォレット&Solana Phoneなど、他チェーンにはないプロダクト志向
2. 処理速度とコストの両立:開発者人気が上昇中
Solanaは秒間65,000トランザクション超、手数料は0.0001ドル未満
開発者数ランキングで2位常連(Electric Capitalレポート)
これは「ETHよりもライトな実用基盤」としての地位を示しており、プロジェクト誘致と資本の流入を呼び込む
3. 資本構造が軽い=価格が跳ねやすい
ETHに比べ時価総額が小さく、資金が一極集中したときの上昇幅が大きくなりやすい
2021年にも「急騰→トップアルト入り」を経験済
今回もTOTAL3の主役候補として、資金の“最終避難先”になる可能性が高い
技術的強み・エコシステムの成長スピード・資金流入効率の3点で、ボラティリティを活かした急伸シナリオが成立しており、価格目標400〜500ドルは、過去高値294ドルのブレイク後に達成可能なターゲット帯ですね。
おまけ:利確を補助する3つの外部シグナル
シグナル | 説明 | 対応戦略 |
---|---|---|
Googleトレンド急上昇 | 「仮想通貨」「ビットコイン」などの検索数が急増 | 天井接近の兆候=利確強化 |
オシレーターの週足デッドクロス | MACD・ストキャスが週足レベルで下向きに反転 | 次の足で利確 orポジション整理 |
出来高増+陰線形成 | 出来高が急増し、上ヒゲをつけて陰線が出た場合 | 利確を優先、暴落警戒ゾーン |
まとめ|売る判断こそがパフォーマンスを左右する
「自分の中の利確カレンダー」を先に決めておくことが、最大の武器になる
市場が狂騒的になる前に、冷静に撤退準備ができるかどうかで最終的な成果が変わる
ETHとSOLでは利確の性質が異なるため、ポジション管理も銘柄ごとに分けて考える
2025年は“同時崩壊”ではなく“段階崩壊”になる理由
2021年の暗号資産バブルでは、BTCとETHはほぼ同時に天井を打ち、その後、ほぼ同じタイミングで崩壊しました。
しかし、2025年の相場構造を冷静に見れば、今回は「BTCが先にピークを迎え、ETHやアルトが“後から主役交代する”構図」になる可能性が極めて高いと考えられます。
これは単なる希望的観測ではなく、ファンダメンタルズ・市場構造・資金の流れの変化に裏打ちされた、極めて現実的なシナリオです。
① 2021年は「全銘柄が一斉に資金を吸い上げた=同時に崩れた」
2021年のバブルでは、
BTCとETHは同じ“機関投資資産”として同時に買われた
アルトコインも同時に加熱(=ドミナンス低下)
結果、市場全体が同時加熱 → 同時崩壊
つまり、資金循環が存在せず、“一斉に買われ、一斉に売られる”市場だったのです。
② 2025年は「ETF後のBTCに資金が偏り、ETH・SOLが遅れて評価される」
今回のサイクルでは明確な段階構造が存在しています。
フェーズ | 主役 | ファンダ材料 | 市場構造 |
---|---|---|---|
第1波(2023〜2024) | BTC | ETF承認・半減期 | 安全資産として機関資金が集中 |
第2波(2025前半〜) | ETH | ETF取引開始・ETH/BTC底打ち | BTC利確資金のローテーション先に |
第3波(2025後半〜) | SOL・TOTAL3 | NFT・DePIN・L2成長 | 本格的アルトバブル(ETH→SOLへ資金移動) |
③ 金融商品化されたBTCと、これから評価されるETH・SOLの“立ち位置の違い”
BTCは2024年のETF承認で、「ほぼ全ての材料を市場が織り込んだ状態」へ
→ 価格は先にピークへ到達しやすいETHはETF承認されたばかりで、資金流入や機関評価が“これから本格化”
SOLなどは、BTC・ETHが利確されてから「乗り遅れ資金が押し上げる対象」
この構造は、株式市場で「大型株→中型株→小型株」へ資金が移るローテーションと同じであると考えています。
④ 時系列の価格ピークがずれる=「同時崩壊」にならない理由
資産 | 価格ピーク想定時期 | 崩壊リスク |
---|---|---|
BTC | 2025年8〜10月 | ✅ 早期に下落開始 |
ETH | 2025年11月〜12月 | ⚠ その後にピーク形成 |
SOL/TOTAL3 | 2025年末〜2026年初 | ⚠ 最後に崩壊(最も急騰・急落) |
⑤ 実際の兆候:すでにBTCはピーク接近、ETH・SOLは出遅れ構造
BTCは $10万ドル超え → テクニカル的には利確ゾーン
ETHは $2,400台 → 過去最高値の約半値
ETH/BTCは過去最低圏 → 反発前夜の構造
これは2021年と真逆の展開であり、「崩壊は一斉ではない=後半が伸びる」と見るのが自然です。
まとめ
いかがでしたか?
2025年、イーサリアム(ETH)やソラナは“静かな主役”として歴史的転換点に立っています。
イーサリアムの価格だけを見れば、現時点(5月)で2,500ドル台。過去最高値の半値で停滞し、「ETFも承認されたのになぜ上がらないのか?」と疑問に感じる投資家も少なくありません。
しかし、本質はむしろ逆。今のETHこそ「買われていないからこそ、伸び代が最大」の構造にあると見るのが合理的です。
ETHは毎回「出遅れ → 急伸」のパターンを繰り返してきた
過去のバブル(2017年・2021年)でも、ETHは常にBTCより遅れて評価されてきました。
サイクル | 特徴 |
---|---|
2017年 | BTC急伸 → ETHが半年遅れで10倍へ急騰 |
2021年 | BTCが先にATH → ETHは後半で$4,800を記録 |
これは“弱いからダメ”なのではなく、“まだ資金が入っていないからこそ妙味がある”ということです。
「BTCとの非相関」こそが今のETHの最大のチャンス
現在、ETH/BTC比率は0.024台と過去のバブル初期水準に近づいています。
これは「ETHがBTCに対して極端に過小評価されている」状態を意味しており、過去サイクルではこのタイミングでETHが急伸を始めました。
状況 | 解釈 |
---|---|
BTCが$10万突破 → 利確圏 | ETHへのローテーションが始まりやすい |
ETHは$2,400台(押し目) | 上昇余地が極めて大きい |
相関性が回復すれば? | BTCにつられてETHも急上昇可能 |
政治・需給・テクニカルの“下支え”が揃っている
要素 | 内容 |
---|---|
政治的構造 | トランプ氏が最大保有トークン=ETH(NFT保有) 大統領選まで不用意に崩されにくい |
需給構造 | ステーキング+バーンにより流通量が急減中 |
テクニカル | 200日移動平均線からの乖離はまだ許容範囲内。 むしろ3500ドルで半年足が確定すれば“再評価”の扉が開く |
ETF承認は「終わりの合図」ではなく「長期評価の始まり」
BTCとの相関が崩れた今こそ、ETH単体の力で上昇できるフェーズ
政治・需給・テクニカル・資金ローテーション、すべてが整っている
今のETHは、“構造的に買われていないからこそ安全であり、同時に最も伸び代がある銘柄”と言えます。
ビットコインは通過済みの主役
イーサリアムはこれから評価される“基盤資産”
ソラナは後半の資金を引き込む“爆発力枠”
この構造を理解して投資判断を下せる人だけが、「2025年のバブル」を乗りこなすことができます。
この相場のゴールは、誰よりも高く売ることではありません。
“最も納得して売れる状態”を、今から作っておくことです。以上、長文でしたが参考になれば幸いです。