こんにちは。
本日は愛して止まないシューツリー(シューキーパー)のススメについて書こうと思います。
今回の記事の結論として大切な「一足」だからこそ、シューツリーは必須です。
- ダイソーのものであってもいれるべき
- どんなブランドのものでもOK
- 寿命が格段に上がる
- できるだけ木製のものを使用すべき
- シューツリーはいれっぱなしでOK
今回は「シューツリーとは?」という基礎知識から、使い方、人気おすすめ商品までご紹介します。
シューツリーとは?
シューツリーは、別名シューキーパーやブーツキーパーとも呼ばれるアイテムで、靴本体の形をキープして、長持ちさせてくれる便利グッズのことを指します。
「足裏」といえば身体の中で汗腺が多い部位
そんな部位を革が覆えば、自然と蒸れが気になってくるでしょう。
革素材は湿気に非常に弱いため、いかに乾燥させるかがメンテナンスにおいて重要になってきます。
乾燥させるだけ良いという訳ではない
天然素材の革を乾燥させすぎるとひび割れなどが生じる恐れがあるので注意が必要です。
同じく天然素材の木製シューツリーであれば、革靴を乾燥させすぎることなく適度な湿度状態に調整してくれます。
お手入れの際にも効果的◎
お手入れの際、シューツリーをいれてシワを伸ばすことでクリームが全体に均等に行き渡ります。
シューツリーを装着し、正しいケアをしてこそ、履きこんだ革靴の美しいエイジングとなります。
大きく2種類のタイプがある
- 足の形に型どられた木製タイプ
- プラスチックタイプ
大きく分けて、木製とプラスチックの2種類あり、それぞれに特徴があります。
靴にいれるだけで履いているような状態で靴を維持してくれます。
木製シューツリーの特徴
- 抗菌
- 湿気吸収
- 嫌な匂いの除去
- プラスチックに比べやや高価
上記4点になります。
木製シューキーパーは、そんな臭いの元である湿気を調節してくれるため、快適なシューズ環境を実現してくれます。
プラスチックに比べ価格もやや高価になりがちですが、プラスチックよりも高機能な商品です。
もし買うなら確実に木製レッドシダーのシューツリーを買いましょう◎
僕は上記のものを使用しています。
プラスチック製シューツリーの特徴
- 木製に比べ安価
- 軽い
プラスチックに関しては上記2点になります。
プラスチック製シューキーパーの最大の特徴として木製シューツリーよりも安価な値段で取引されていることになります。
正直プラスチックはデメリットも大きい
木製よりも軽く、扱いやすい商品にはなりますがデメリットも大きいです。
木製シューキーパーにある湿気吸収や、殺菌作用はありません。
プラスチック製の使い道
僕は一生付き合いたい派なのでプラスチックを購入することはありませんが、お値打ちな価格で購入できる部分を考えると、普段使いでさほど履いている時間の少ないシューズに使うのが最もベストな使い方になるかなと思います。
個人的に靴を買うなら10年、20年と長いスパンで付き合っていきたいものばかりなので、木製シューツリーのほうが圧倒的におすすめです。
革靴の形状維持
木製もプラスチック製も一番重要な役割は「革靴の形状維持」になります。
シューツリー(シューキーパー)の存在価値の7割以上をこの機能が占めていると言っても過言ではないでしょう。
常に美しいシルエットを保つことができる
ご覧の通り、みんな大好きドクターマーチンにいれてみました。
Before/Afterがこちら
Before
少しくたっとしているのが分かります。
After
Beforeではクタっとなっているのに大してシューツリーを入れた途端ピシッと全てのシワが伸びているのが分かるかと思います。踵付近がとくに分かりやすいですね。
シューツリーを使うことによって革靴のアッパーに入りがちなシワを伸ばして、長期に渡って美しい状態を保つことが可能です。
木製であれば大体どれも同じ
結論、好きなものを買いましょう。
- スレイプニル
- コロニル
- コロンブス
- コルドヌリアングレーズ
などなどシューツリー(シューキーパー)には様々なブランドがあります。
価格帯も数千円のものからウン万円のものまで幅広くありますが、使用したところ正直な話木製であればそこまで大差はありません。
- シルエットの違い
- 高級感
これらの違いはさすがに分かりますが防臭力、除湿力などの違いはあまり大差がありませんでした。
とにかく木製であることによって除湿や除菌をし続けることが、一番寿命を伸ばすにあたって重要なのではないかと思います。
シューツリーの使い方の疑問点
おおまかに2点あります。
- 脱いですぐにシューツリーをいれてはいけない説
- いれっぱなしにしてはいけない?
こちらを1つずつ解説していきます。
脱いですぐにシューツリーをいれてはいけない?
結論からいえば「脱いですぐにシューツリーをいれてOK」です。理由は少し長くなりますが下記になります。
足は1日でコップ半分の汗をかくと言われている
毎日同じ靴を履き続けてしまっては、この湿気が乾く時間がなく、カビなどの原因となってしまいます。
しかし、ある程度乾燥させるためにすぐにシューツリーはすぐにいれてはいけないと、今まで言われていましたが実際そんなことはありません!
湿気や水分は革靴にとっての大敵と言われていた過去
確かに湿気や水分は大敵であることに間違いはありませんが、それは雨水に濡れた時のシミやカビをケアする方法がなかった時代の話です。
ある程度の水分は必要であることが分かってきた
逆に今では『革にとって水分はある程度は無くてはならないもの』という考え方の方が認知されつつあります。
靴の形を保つことを優先したいのであれば、帰宅後靴を脱いですぐシューツリーを入れるのが良い、という意見があるのも確かです。
僕の場合、問題が起きたことがない
少なくとも僕は今まで履き終わるたびにすぐにシューツリーをいれてきましたが、カビが生えたり何か問題が起こったことは一度もありません。
いれっぱなしにしてはいけない?
こちらは結論からいえば「いれっぱなしOK」です。
- 変形をしてしまう
- 負担がかかる
上記のようなことが書かれている記事があったりしますが、変形するようなことは一切ありません。
もしそれで変形してしまうようであれば、言い方は悪いですが「所詮その程度の革靴だった」ということになります。
JULIUSやドクターマーチン 、GUIDIでは一切見受けることがありませんでした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- ダイソーのものであってもいれるべき
- どんなブランドのものでもOK
- 寿命が格段に上がる
- できるだけ木製のものを使用すべき
- シューツリーはいれっぱなしでOK
たとえダイソーのものであってもシューツリーはいれるべきだと思っています。
今日からシューツリーを自分の大切な靴にいれて、これから先長く付き合い続けてみる人生はいかがでしょうか?
過去にGUIDIとJULIUSとドクターマーチンの経年変化についてまとめていますので、お時間あればご覧ください。