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【試写会当選】映画「愚か者の身分」を見た感想【ネタバレあり】

映画・ドラマレビュー
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こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去に様々な映画レビューをご紹介してきました。

本日はなんと、私が愛用している映画レビューサイトFilmarks様から映画の試写会にご招待いただき、「愚か者の身分」を鑑賞してきましたのでレビューをご紹介します。

まず感想を一言でいえば「改めて自分が何1つ闇に手を染めていなくて良かった」と思える作品でした。

釜山国際映画祭で綾野剛(梶谷)、北村匠海(タクヤ)、林裕太(マモル)の3人同時に主演男優賞を受賞したと聞いてびっくり。確かに納得の演技で大満足でした。

今回の記事では以下の3点についてご紹介をします。

  • 気になるあらすじ
  • 感想まとめ
  • 試写会の雰囲気

それでは上から順に解説します。

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気になるあらすじ

SNSで女性を装い、言葉巧みに身寄りのない男性たち相手に個人情報を引き出し、
戸籍売買を日々行うタクヤ(北村匠海)とマモル(林裕太)。
彼らは劣悪な環境で育ち、気が付けば闇バイトを行う組織の手先になっていた。
闇ビジネスに手を染めているとはいえ、時にはバカ騒ぎもする二人は、ごく普通の若者であり、いつも一緒だった。
タクヤは、闇ビジネスの世界に入るきっかけとなった兄貴的存在の梶谷(綾野剛)の手を借り、
マモルと共にこの世界から抜け出そうとするが──。

感想まとめ

映画「冷たい熱帯魚」「ミッドサマー」を超えるレベルにグロテスクで、ずっと張り詰めた空気の内容ということもあり、あまりに緊張しすぎて自分が息をしていないことに気づきました。何度目を背けたか分かりません。

人生で初めて映画の試写会に当選したのがこの作品で良かったと思えるくらい、2時間画面に釘付けで、本当に息苦しかったです。呼吸した瞬間、ヤクザに殺されるんじゃないかと思ってしまうほど没入感が半端ない。

良い意味で「はよ終わらんかな?」とつい時計を見てしまったのは自分だけじゃないはず。

この方がおっしゃられているように、「手汗が止まらない」という表現はまさしくその通りでした。

映画を見終えた帰り道、何度も後ろを振り返ってしまったし、僕は都会で一人暮らしをして今年で10年目ですが、一度も変な仕事に手を染めなかった自分を褒め称えたくなるのは自分だけじゃないはず。

結局「友達5人の平均があなた」

「ジム・ローン」の理論であるこの名言はまさしくその通りで、そういう仕事をしている人の友達はみんな闇に手を染めている。改めて自分の周りの友達はクリーンでよかったと思います。

言葉にできないような自分の知らない世界は確かに存在していて、世の中はとても広くて自分知らない世界ってまだまだ沢山あることを再認識。

実際にこういう仕事は東京・大阪・福岡で溢れかえっているのだと思うし、できるだけ自分は教室の隅っこで隠れていたい。結局目先のお金ばかり追いかける人はどんなビジネスであろうと悪い方向に転換してしまうのだろうとも思えました。

危険とわかってても抜け出せないリアルで残酷な世界観が上手く描かれてたし、今となってはクリーンな世界と言われていますが「水商売」に手を出した人はずっとそっちの世界から抜け出せないよな~としみじみ。

自分がタクヤならどうする?

ここから若干ネタバレになってしまいます。

まず結論からいえば自分なら死んだほうがマシだったんじゃ?と思えてしまいました。

なぜここまで「生きること」に執着をするのかすら分かりませんでした。なぜなら、もう目玉も切り抜かれてないし、一生映画を見ることも素敵な景色を見ることもできない。

となると自分なら「殺されたほうがまだ良かった」と思ってしまいました。そして、改めて自分は五体満足で、ちゃんと目もあって嗅覚もあるし耳も聞こえて幸せだなと思いました。

外に出かけるのも、家に帰るのも怖くなる

しばらく引きずってしまうような内容なので、ある程度覚悟しておいた方がいい気がしました。

母親がこの映画を見る予定だったらしいのですが、全くもってグロ耐性がないため、「やめておいたほうがいいよ」とLINEをしておきました。

このレビューを書いている今は、映画が終わって帰宅してMacから書いているのだけど、これからジムに行く予定が外に出かけるのが本当に億劫。今日は休もうかな、と思えてしまうほど怖い。

なぜなら外に出かければ誰かから追われているような気がするし、家に帰ったら誰かが家にいるような気がするからである。

誰しもがこの映画を見終えたら分かってくれるはずで、ある意味そのへんのホラー映画よりも遥かに怖いのが本作の特徴です。

試写会の雰囲気

映画の内容とは全く逆で、すごく温かい雰囲気だったのが特徴でした。いくらフィクションとはいえ、そこまで自分が作品から抜け出せていなかったことを実感します。

林裕太さんを今まで存じ上げなかったのですが、映画の役とは本当に真逆すぎて笑ってしまうほど。すごくおしとやかな方でお肌もツルッツルでした。

綾野剛さんのことを「剛さん」北村拓海さんのことを「拓海くん」と呼ばれていたのも印象的。おそらく撮影の雰囲気も相当良かったのだと思います。

キャラクター作りについて

こちらは監督の想像で「衣装合わせ」から作っていくとのこと。

怖さを増すためにもヤクザ役の田邊和也さんを「金歯にしてみようか!」というのもプロデューサーのほうから提案してもらったり。調べてみると「ティースジュエリー」というのですね。

撮影が去年の7月-8月の猛暑の中だったそうで、改めて撮影の大変さがわかります。

綾野剛さんが車の中で滝汗をかいていたのは、あれは本当に暑かったからなのが想像できました。華やかな印象を抱く俳優業も、サラリーマンと変わらず大変なのを改めて思い知らされますね・・・。

詳細はこちらにてレポされていたのでどうぞ。

まとめ

いかがでしたか?

今回は映画レビューサイトFilmarks様から映画の試写会にご招待いただき、「愚か者の身分」を鑑賞してきましたのでレビューいたしました。

改めて感想を一言でいえば「改めて自分が何1つ闇に手を染めていなくて良かった」と思える作品でした。

釜山国際映画祭で綾野剛(梶谷)、北村匠海(タクヤ)、林裕太(マモル)の3人同時に主演男優賞を受賞したと聞いてびっくり。確かに納得の演技で大満足でした。

今回の記事では以下の3点についてご紹介をします。

・気になるあらすじ
・感想まとめ
・試写会の雰囲気

当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去に様々な映画レビューをご紹介しておりますのであわせてご覧ください!

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