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【ネタバレあり】映画「風のマジム」を見た感想【職人は絶対に見るべし】

映画・ドラマレビュー
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こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿をしており、過去に様々な映画やドラマのレビュー記事をご紹介させていただきました。

本日は昨日公開されたばかりの、伊藤沙莉さん主演「風のマジム」を映画館で見終えたのでレビューをさせていただきます。

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まずいきなり結論からお伝えすると、「全映画で1番お酒を飲みたくなる神映画」でした。

もし原田マハさんの小説を読まれたことがある人であればハマること間違いなし。原田マハワールド全開で、「本日は、お日柄もよく」や「さいはての彼女」が好きな人は間違いなくハマる作品だと思いました。

今回の記事では以下の3点についてピックアップしました。

  • 「風のマジム」のあらすじ
  • クリエイターや職人は絶対に共感ができる
  • 実話というところももっとエグい

それでは上から順に解説していきます。

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「風のマジム」のあらすじ

公式から引用すると以下のとおりです。

 

南大東島で育つサトウキビを使ったラム酒作りに挑戦し、契約社員から社長になった女性の実話をもとに、人気作家の原田マハが執筆した小説「風のマジム」を、伊藤沙莉主演で映画化。

那覇で豆腐店を営む祖母カマルと母サヨ子と暮らす伊波まじむ。祖母がつけた「まじむ」という名は、沖縄の方言で「真心」を意味する。ある時、祖母とともに通うバーでラム酒の魅力に惹かれ、その原料がサトウキビだと知ったまじむは、契約社員として働く通信会社「琉球アイコム」の社内ベンチャーコンクールに、南大東島産サトウキビを原料としたラム酒製造の企画を応募する。

やがてその企画は、家族や会社、南大東島の島民をも巻き込む一大プロジェクトへと発展していく。

主人公まじむ役を伊藤が演じるほか、まじむの祖母役を高畑淳子、母役を富田靖子、まじむが通うバーのバーテンダー役を染谷将太がそれぞれ演じる。

監督は広告やショートフィルムを手がけ、本作が映画初監督作となる芳賀薫。

どんな話かと一言でいえば「派遣社員だけど、新規事業で南大東島のサトウキビを使った純沖縄産のラム酒を造る」という話です。

しかも何を隠そう、この作品も実話をもとに描いたサクセスストーリーです。エグすぎ。グレイスラム社長 金城祐子さんがモデルになっています。

泣けるシーンなんか1mmもなかったのに、伊藤沙莉の頑張っている姿を見ているとあまりに共感しすぎて自然の涙が頬を伝っている自分がいました。

Amazonの評価は25/9/12時点で946投稿ある中、星5/4.4。つまり原作も神であること間違いなし。

Filmarksでも早速星5中4突破なので外れるわけがありません。

世界のほとんどのラム酒は工業生産ラム

製糖工場で砂糖(ざらめ)を精製する際に副産物として産出される、糖蜜を発酵させて造るもので、大量生産できるものです。

それに対し本作で登場する「アグリコール」とは農業生産ラムという意味で、サトウキビを搾り、その「サトウキビ汁」を発酵させて造るラムです。

世界でもこのラムアグリコールを製造している国やメーカーは非常に少なく、希少性の高い商品とされています。

公式サイトは全部売り切れ

ちなみに現在、ラムアグリコールを製造しているのは、主にマルティニーク、レユニオンに代表されるフランス海外県、そして太平洋に浮かぶ南大東島(グレイスラム)だけと言われています。

サトウキビの収穫時期に合わせて、一年に一度しか造れないのもまた貴重なラム酒といわれています。

しかも、グレイスラムのラムアグリコールは、無添加・無着色仕上げで、さらに希少性が高くなっているそう。

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クリエイターや職人は絶対に共感ができる

自分は2015年4月から社会人で、いわゆる15卒。つまり今年で社会人歴丸10年。

とにかく自分の今までの社会人人生を振り返ることができて、映画だとわかっていても自分ごとのように考えてしまうシーンが多かったので箇条書きでまとめると、

  • どれだけ馬鹿にされようが、自分の信念を貫く
  • お金も大事だけど、「愛情」を注いで仕事をしたくなる
  • 周りの人は大切にする
  • 常に穏やかな人は話しかけやすいし、後々得をする
  • 絶対に諦めない
  • 何事もコツコツと行う
  • 絶対にどこかで誰かはあなたの頑張りを見てくれている
  • とんでもない出会いがそこら中にある
  • 常識を覆すアイデアを作る。固定概念を手放す。人様に迷惑さえかけなければ、非常識こそ有効である
  • 地元愛は偉大

自分の今までのキャリアに置き換えてしまうストーリー

自分はWEB制作系として就職をして、かれこれ100サイト以上作成したりSEOをしたり様々なことをおこなってきました。

サイト制作するにおいても、できるだけコストを下げるために「打ち合わせの回数を減らす」ということをやってきて、確かに合理的ではあるもののクライアント側からしたら不信感にもなるよなぁと反省。

「実際にどんな顔をしている人なのか会って見てこい」というお婆ちゃんからのセリフを見て、デジタルもいいけどアナログの偉大さというのも実感します。

全部がリモートワークでできる現代社会ではあるけど、「実際に会って話す」ということもやっぱり大事だよな、と。

「どんな考え方やマインドでものづくりをしているか」というのも会って見ないと分からないことだし、制作物のクオリティも大事だけど「やっぱり最終は人で選ぶ」ということを実感しました。

沖縄にも行きたくなるし、ラム酒も飲みたくなる。とにかく「モノづくり系」の仕事をしている自分からすれば仕事のモチベーション爆上がりです。原田マハさんは偉大。

実話というところももっとエグい

Spotifyを最初作ったとき、「無料で音楽をきけるなんてアーティストに失礼だしありえない」と大批判をくらったNetflixのノンフィクションドキュメンタリー「ザ・プレイリスト」を思い出しました。新規事業は誰にだって馬鹿にされる。

  • 新規事業は絶対に穴がある
  • 現状維持でいい
  • 金がかかる
  • 新しいものは受け入れづらい。ストレスになる。
  • そもそも年齢を重ねると新しいことに挑戦するのは億劫

あらゆる側面において批判されますが、それでも折れずに何度もプレゼンをしにいく伊藤沙莉(マジム)を見ていると奮い立たされるものがありました。

確かにビジネスという面においたら「儲かる」ということは正義です。儲からずにただやっているだけではボランティア活動以外のなにものでもありません。

それでも「地元を活性化したい」「もっと沖縄を盛り上げたい」「お酒が好き!」という思いだけで、みんなを巻き込む姿勢って「とにかく売り上げ!」となっていたときの自分に喝をいれてくれるものがありました。

現在自分は「4件」仕事を抱えている状態で、実は若干金額に割合わない仕事ではあるのですが「愛情注いで誰しもから良い」とされるサイト作りをしていけたらと思いました。

何度も恐縮ですが、「自分を奮い立たせてくれる仕事のモチベーション爆上げ映画」です。ぜひ皆様もご覧ください。

まとめ

本日は昨日公開されたばかりの、伊藤沙莉さん主演「風のマジム」を映画館で見終えたのでレビューをさせていただきました。

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改めて結論をお伝えすると、「全映画で1番お酒を飲みたくなる神映画」でした。

もし原田マハさんの小説を読まれたことがある人であればハマること間違いなし。原田マハワールド全開で、「本日は、お日柄もよく」や「さいはての彼女」が好きな人は間違いなくハマる作品だと思いました。

今回の記事では以下の3点についてピックアップしました。

  • 「風のマジム」のあらすじ
  • クリエイターや職人は絶対に共感ができる
  • 実話というところももっとエグい

当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿をしており、過去に様々な映画やドラマのレビュー記事をご紹介しておりますので併せてご覧ください!

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