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【壮絶】「時計じかけのオレンジ」を見たけど言葉をなくした【ネタバレなし】

映画・ドラマレビュー
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こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は現在毎日1000日以上更新をしており、過去に様々な映画やドラマのレビュー記事をご紹介させていただきました。

タイトル通りですがこの度「時計じかけのオレンジ」を鑑賞したのでレビューをさせていただきます。

実は鑑賞7年振りの2回目鑑賞。先日ご紹介した「パラサイト」と同じく、本作品も初めて鑑賞した感覚が脳内に襲いかかりました。不思議。

この映画を一言でいえばこれでもかと言うほど「金、暴力、セックス」の人間の欲望の最たるもの3点を2時間に収めた映画です。

今回はこれから見る人用にネタバレなしでサラッと解説をさせていただきます。

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強烈な問題作

まず上記のように衣装もセットも演出も全部がヤバイ。気味の悪さを通り越して怖い。

単なる暴力を描いた映画でなく、暴力の”楽しさ”までも露骨に描いた問題作ですね、、、。見る人はかなり選びそう。

親とは決して一緒に見ないようにすることを警告します。

人間誰しもが心の奥底に封じ込めている暴力衝動を、あからさまにエンターテインメントとして昇華させた最低最悪の作品であると思いました。

独特の世界観がクセになる

どうやら調べてみるとあまりの残酷さから上映禁止にもなったとのこと。

しかしその人気は留まることを知らず、2021年になった今でも”つい見返したくなる”多くの熱狂的ファンが存在します。

なぜそんなに人気なのかというのはきっと”唯一無二”な存在である映画だからであろうと思いました。

  • 劇中に使われたセット
  • 衣装のデザイン
  • 映像のレトロな色彩
  • 独特のカメラワーク
  • なんだかツッコミを入れたくなる字幕

全てにおいて今になっても一切色褪せないユニークな魅せ方は、これから生まれる映画であっても決して真似ができない最恐の映画です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ネタバレなしで解説なので少々執筆するのが難しかったのですが、是非伝わればと思います。

冒頭にも述べましたが、もともと人間には暴力性が備わっているのだと気付かされる映画。

サブカルチャーの金字塔とでも言うのか、ビジュアルが抜群にカッコよく、不謹慎だけれど暴力性の美のようなものを感ます。

様々な工夫や、社会を俯瞰してみる多角的視点、皮肉たっぷりのブラックジョークが詰まっており、至極感嘆ですね。

きわどく、不謹慎で、愉しく、奥深く、人間らしい展開に、キューブリック監督の中核となる「人間と社会の暴力性と善悪の所在」というテーマにより、観るものを深く考えさせる作品です。

気になった方は是非一度鑑賞してみてください。

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