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【つまらない?】小説 終末のフールを読んだ感想【地球があと3年で終わるとしたら何をする?】

読書レビュー
この記事は約4分で読めます。

こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は現在毎日1000日以上更新をしており、下記のように過去に様々な小説のレビュー記事を執筆させていただきました。

本日はタイトル通り、伊坂幸太郎さんが描かれた「終末のフール」を読み終えたのでご紹介をさせていただきます。

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まず内容の結論からお伝えすると「地球があと3年で滅亡することがわかったとき、人はどのような行動をするか」というお話でした。

今回の記事では下記の3点についてピックアップをさせていただきました。

  • 人々の様々な行動が面白い
  • もし自分ならどうするか?と考えさせられる
  • 読み終わってからの景色が違う

それでは上から順に解説をしていきます。

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人々の様々な行動が面白い

  • 自殺をする人
  • 犯罪に走る人
  • ずっと延滞していたレンタルビデオを返しにいく人
  • 親に会いにいく人
  • 人を傷つけることで自分を守る人
  • それでも変わらない生活をする人

様々な人の行動が見られて、改めて「人間観察ドラマ」として非常に見応えのある内容でした。残りの寿命が分かった今、人間はどういう行動をするのか、人間の本当の幸せって何なのかを考えさせられました。

コロナ第1波が良い例

今となっては幾分落ち着きましたが、コロナ騒動は本当にこの世の終わりなのではないかと思ってしまうところもあり、特にコロナ第1波のゴーストタウン化した都会を今でも非日常すぎて鮮明に覚えています。

後述をしますが、僕自身には家族も恋人もいないので守るべきものがありません。そのため死ぬ時もおそらく1人です。

ストーリーにもありましたが、難病の子どもを持つ親が家族全員で死ねることに喜びを感じるという話は、わかるけど悲しくて、でも死ぬ時も一緒というのは幸せだなと思いました。

もし自分ならどうするか?と考えさせられる

結論からお伝えすると、親と友達に感謝の辞を述べる以外特にやることは思い浮かびませんでした。

しかしながら、自分の寿命があと3年なんてことを考えさせられたことが一度もないので良いきっかけでした。

僕自身、ある程度収入もあるけど生活費は極限まで削減をしていてケチであるため、正直そこそこお金はあります。

それでもお金があることでやりたいことというのはほとんどやりきりました。パッと思いつくものもありません。多分ひろゆきさんと同じような考えです。

ただただルーティンをこなしていく人生が最も幸せ

地球が明日でなくなるとかであっても、いつも通り映画を見たり小説を読んだり、いつも通り睡眠を摂って好きなことをして暮らすでしょう。

世界が終わるとわかっていても毎日トレーニングをし続けるボクサーのお話もありましたが、「明日死ぬとしたら生き方が変わるのか?」これはとてもかっこよかったです。

完全に私と同じ考えでしたし、これからもこうありたいと思いました。

読み終わってからの景色が違う

苗場さんの「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」というセリフがこの作品を象徴しているように思いました。

本作は「隕石の衝突によって数年後に地球が滅亡する」という内容ですがもう少し噛み砕くと「終わりが設定されただけ」で、現実の今の自分たちも結局同じなんですよね。人は必ず死にます。

終わりが分かりやすくなってるか、なってないかの違いであり、そう考えると苗場さんのセリフがより自分に迫ってくるように感じます。物語の空気感、余韻をすごく噛みしめたくなります。

自分の中で生きるとは?幸せとは?を考えさせられる

間違いなく僕の場合は地球が終わるとしても自死を選びませんし、ただただいつも通り幸せなルーティンをこなすだけ。

毎朝同じ時間に起きて仕事をしたりブログを書いたり映画を見たり・・・もうこれが幸せで仕方がないわけです。

決して「実は地球は滅びませんでした〜!めでたしめでたし!」なんてハッピーなどんでん返し系の作品ではありませんし、色で表現するならグレー。
最初から最後まで終始暗いムードが続くわけですが「生きるとはなにか」という部分を考えさせられました。

読み終わってからの景色

「毎日が今日最後だと思って生きよう」ということです。

人生において1mmも無駄な時間などもなく、嫌だったことも全てにおいて「ありがとう」という感謝の気持ちを持って生涯を終えようと思いました。

近々Netflixでも配信決定とのことなので、文章を読むのがだるい方はおすすめです。

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