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【言語化】今の世の中、大金持ちも貧乏人も「同じスマホ」を使っているという衝撃【10万円すら使い切れない日本人】

コラム
この記事は約11分で読めます。

こんにちは。Nagiです。

突然ですが、「お金持ちになれば、幸せになれる」と昔はそれが当たり前だと思っていませんでしたか?

この記事を書こうと思ったきっかけは、X(旧Twitter)で4000リポストもされていて大きな反響を呼んだ「最近、お金の使い道がない」という投稿です。

一見、贅沢な悩みにも聞こえますが実は僕自身も含めて多くの現代人が抱える本音なのかもしれません。

なぜ今、お金の価値観がこれほどまでに揺らいでいるのか、 今回の記事ではSNSでの議論やFIRE達成者のリアルな声をもとに、これからの時代を心地よく生きるための「新しい幸福論」について言語化してみます。

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スマホが壊した「格差」の壁

まず、今回の記事を読んでリプ欄でも議論されていましたが、現代において「最高級の体験」はもう大金持ちだけの特権じゃなくなっているという現実です。

世界一の大富豪も、女子高生も、同じ画面を見ている

その一番わかりやすい例がポストにもあった「iPhone」です。

日本が貧乏になってきてるというのは事実ですが、それ以上にテクノロジーの進歩によって物の価格が異常に下がってきています。 例えば今、スマートフォンの最新作を買おうとすると iPhone17 Proで249,800円 Galaxy S24 Ultraで253,800円しかしません。
そりゃ高いですが、絶対に買えないという程の超高額ではないですよね。 人類の叡智の集大成である世界最新最高のテクノロジーが20万ちょっとで買えると思うと、さして高くないのではないでしょうか。
更に凄いのがiPhoneはアメリカ合衆国大統領でも、イーロンマスクでも、日本の女子高生でも同じものを使っているということです。
これは革命的なことです。
世界一の金持ちも、そこらの女子高生も日常で一番使うものが同じなのですから。

これ、よく考えるとすごいことですよね。 100年前なら、王様は豪華な馬車に乗り、庶民は泥道を歩くというふうに、身分によって「体験」には天と地ほどの差がありました。

一方で2026年では資産100兆円を持つイーロン・マスクも、女子高生もポケットに入れているのは同じiPhoneで、全く同じアプリを開いて、同じ画面を見ています。

世界中どこを探しても、大富豪専用の「1台1億円のスーパーiPhone」なんて売っていません。せいぜい、iPhoneケースで差別化するくらいです。

Netflixの映画だって同じ

ビル・ゲイツは自宅のシアタールームで見るかもしれませんが、僕たちがパソコンやテレビ、またはiPadで見るのと「物語の中身」は1ミリも変わりません。

どれだけお金があっても、そこから受け取る「感動」に差をつけることはできなくなっています。

私たちが食べているのは「味」ではなく「情報」

「じゃあ、なんで人は高いお金を払って高級品を買うの?」 そう思いますよね。

投稿者は、高級料理や高級車にお金を払う理由を、機能ではなく「情報(ストーリー)」を買っているからだ、と言い当てています。

「高級な飯は、シェフの、『◯◯産の』『今日採れたての』『◯時間熟成させた』『〇〇という調理法で』という口上を聞くために金を払っているようなものです」

確かに、「移動する」だけならプリウスで十分ですし、「お腹を満たす」だけなら家系ラーメンの方が早くて美味しいかもしれません。

それでも数万円、数千万円を払うのは、そこに付随する「希少性」や「ブランド」という「物語」を楽しみたいからでしょう。

経済学には「ビールの一杯目は死ぬほど美味いが、十杯目はそうでもない。むしろ気持ち悪い」という法則(限界効用逓減の法則)があります。

これと同じで、今の私たちは衣食住やスマホといった「一定のライン」を超えた瞬間、そこから先はお金をかけても幸福度が上がりにくくなっているのです。

「あれ? これ以上高いものを買っても、人生の満足度って変わらないんじゃ……?」 と薄々感じていた違和感の正体はまさにこれだったのだと思いました。

10万円あっても「お米」を買う。リアルすぎる現代人の欲望。

ここにもう一つ、「お金のパワーが弱まっている」ことを裏付ける面白いデータがあるのでご紹介します。とある投資家さんがXで問いかけたこの質問です。

突然10万円渡されて「1日で使い切らないと没収!」 と言われたら何に使いますか?(※貯金や投資はNGで)

 昔なら「ブランド品!」「旅行!」「高級時計!」と即答していたでしょう。 しかし、返ってきた答えはあまりにもリアルすぎました。

意外と夢がない圧倒的多数の「生活防衛」派であるリプ欄

リプライ欄に並んだのはこんな声ばかりです。

  • 「住民税や奨学金を返したい」

  • 「お米を買う」

  • 「プロテインを買いだめする」

パッとリプ欄を眺めましたが、あまりに堅実すぎませんか?

さらに面白かったのが、「とりあえず電子マネーにチャージする」 という人が多かったことです。これは要するに、「欲しいものなんて特にない」 ということの裏返しでもあります。

「欲しい」という感情が、一番の贅沢品

なぜこんなことになったのか考えてみましたが、今の世の中が便利すぎるからです。

Amazonには安くて高品質な代替品が溢れているし、YouTubeがあればお金をかけなくても時間は潰せる。 そんな恵まれた環境では、「喉から手が出るほど欲しい!」という情熱を持つこと自体が難しくなっているということです。

ただ、そんな中でも「例外」はありました。

  • 「家族で美味しいフレンチを」

  • 「飼っている猫の検査代に」

  • 「温泉でゆっくりしたい」

モノはいらないけど、「体験」や「愛する存在」にはお金を使いたいというのが、欲望が枯渇した現代に残されたものなのかもしれません。

仮想通貨でFIREした「せいや」さんが良い例

「数億円持ってリタイアできたら、毎日が天国だろうな」と漠然とそう信じている方も多いと思います。

でも、本当にそうなのかは意外と結構微妙で2021年の仮想通貨バブルで莫大な資産を築き、憧れのFIRE(早期リタイア)を達成した「せいや」さんの手記は、その幻想を打ち砕くものがあります。

せいやさんが綴った8年間の記録は、桃源郷での優雅な暮らしではなく、「何もない荒野」で迷子になった苦しみそのものですので是非読んでみてください。

自由すぎると、人は病むのかも

せいやさんの8年間をダイジェストで見ると、人間の心理の脆さが浮き彫りになります。

  • 1年目: 解放感でいっぱい!……だったのは最初だけ。すぐに「仕事がない不安」に襲われる。

  • 2年目: 働いている友人が眩しく見える。「自分は何の役にも立っていない」と劣等感が爆発。

  • 3年目: 寂しさを埋めるためにYouTubeを始める。「すごい」と言われたくて必死になる。

  • 5年目: 完全なる虚無。 遊びも買い物も飽きた。旅行先でもただ寝るだけの日々。

お金も時間も無限にあるのに「やりたいこと」が何もなく、完全に「虚無」と書かれています。

現代人を縛る「生産性」という呪い

なぜ、「せいや」さんはこれほど苦しんだのか、自己分析をした結果「承認欲求や所属欲求を、仕事でしか満たせないと思い込んでいたから」だと分析しています。

僕たちは無意識のうちに、「マズローの欲求(認められたい、社会とつながりたい)」を「仕事」を通じて満たしています。 会社に行けば同僚がいて(所属)、成果を出せば褒められる(承認)。
FIREとは、その「自動的に満たされるシステム」を自ら断ち切ることでもあります。

会社を辞めても、私たちの脳内には「生産的であれ」「他人より優れていろ」という古いルール(価値観)がこびりついたままです。

だから、平日の昼間からゲームをしている自分を許せず、「こんなことしていていいのか?」と自分で自分を追い詰めてしまうのだろうと思います。

最強の資産は「お金」ではなく「感性」なのかも

先ほどご紹介した「せいや」さんですが、8年間の苦悩の果てに一つの悟りに辿り着かれています。

それは、これからの時代を生きる私たちにとって、資産形成よりもずっと大切な真理である「感性」です。

「ゲームの上達」だって、立派な生産性

 「費やした時間に対して成果が出ているなら、別にゲームであっても、上達していればそれは『生産的』と言えるんじゃないか?」

社会が決めた「お金を稼ぐこと」だけが生産性じゃないし、 ゲームでも、筋トレでも、推し活でもいい。自分が心から「楽しい!」「もっと上手くなりたい!」と没頭できるなら、それは立派に価値ある時間ということです。

会社という看板がなくても、その「好きなこと」のコミュニティで仲間と繋がり、認め合えばよく、人間が必要とする「承認」や「居場所」は、お金を稼がなくてもちゃんと満たされるということです。

「自立」とは、依存先を増やすこと

会社だけに依存していると、定年やFIREで会社を辞めた瞬間、ポキッと折れてしまいます。

そうではなく、趣味の仲間、地域のつながり、家族、ネット上の友達など、いくつもの「居場所(寄りかかれる場所)」を持っておくことが、お金や肩書きに縛られない本当の意味での「強い自立」です。

300億円あっても、センスがなければつまらない

そしてもう一つ、彼は「お金の使い道」についても達観した結論を出しています。

「興味関心の幅を広げた先に自分の感性とマッチした対象が、多額の金銭を必要とするか否かってだけの話」

人生の満足度を決めるのは「いくら持っているか」ではなく、「その対象が、自分の感性にビビッとくるか(マッチしているか)」です。

100万円の時計だろうが、1000円のTシャツだろうが、自分の感性が「これだ!最高!」と思えるなら、その価値は等しいということです。

逆に言えば、もしあなたの感性が貧しければたとえ300億円持っていても、人生は退屈なままです。

お金はあくまで、選択肢を広げるための「紙切れ」に過ぎず、 そのチケットで開けた扉の先で、どれだけ深く感動できるか、受け取る側の「センス」にかかっているということですね。

「貧乏人の負け惜しみではない」と思う理由

こういう話をすると、必ずと言っていいほど「それは貧乏人の負け惜しみだ」「本当の贅沢を知らないだけ」という声が上がります。ミニマリストブログが流行った時もそうでした。

確かに、インスタグラムなどSNSを見ていると今の社会のルールでは「高いものを買うこと」が成功とされていますから、そう見えるのも無理はありません。

でも、資本主義ゲームをクリアしたせいやさんや、冒頭に紹介した記事でもありましたが、彼らは自分の欲望を満たしきった先で、「お金より大切なゲーム」を始めているのかもしれません。

「自分のため」の次は「誰かのため」に使うと幸せになりやすいらしい

せいやさんの手記にはこんな言葉があります。

「自利を追求し、自利のための利他をやり切った先に、純度100%の利他がある」

人間、まずは自分の欲望を満たしきることが大切です。

  • 飽きるまで遊ぶ
  • 飽きるまで買って没頭する

そうやって自分が満たされると、自然と「誰かのために力を使いたい」「見返りなしで愛したい」という気持ちが湧いてくるそうです。

Xのリプライ欄にあった「猫の検査代にお金を使う」 という人や、「家族で美味しいものを食べる」 という人は、無意識のうちに次のゲーム(幸せの本番)の入り口に立っているのかもしれません。

お金を億持ってなくても幸せになれる理由

「お金の価値が下がった」というのは、悲しいことではなく、テクノロジーのおかげで私たちは「お金がないと不幸」という呪縛から解放されたということです。これは以前ひろゆきさんも語られていました。

これからの時代、本当の意味での「勝ち組」とは資産家ではなく以下の3つを持っている人です。

  • ①「足るを知る」心
    ユニクロとiPhoneで「最高じゃん!」と思えるなら人生のコスパは最強。

  • ②「感性」という資産
    世界を面白がる力さえあれば、0円でも感動は作れます。

  • ③ 複数の「居場所」
    仕事一本に頼らず、趣味やコミュニティなど「没頭できる場所」をいくつも持っていること。

お金で買えない「時間」と「健康」

そして最後に、一番大切なリソースの話の話ですが、 「時間」と「健康」だけは、300億円積んでも買い戻せません。

「フェラーリを買えるようになった頃には、時間が一番足りないことに気づく」 そんな皮肉な真実があります。せいやさんがリタイア後に筋トレに目覚め、体を絞り込んだのも、最後に残る資産は自分の体だと気づいたからでしょう。

「お金の使い道がない」と悩めるあなたは、すでに幸せの条件をクリアしています。銀行残高よりも、自分の感性を信じ、損得抜きで愛せる人を大切にしてあげるべきだと思いました。

とても良いXの投稿だと思ったのでシェアさせていただきました。

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