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【映画版】「真夜中乙女戦争」を見てきた感想まとめ【レビュー】

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こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は現在毎日1000日以上更新をしており、過去に様々な映画やドラマのレビュー記事をご紹介させていただきました。

そんな本日は昨日上映開始されたばかりの映画版「真夜中乙女戦争」についてレビューと感想を執筆させていただきます。

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著者のFさんの大ファンである筆者ですが、まず結論からいえばやはり原作には到底叶わないと思ってしまいました。

理由としては下記の通りです。

  • 出演者のほとんど演技が微妙
  • 原作を読んでいないと理解しづらい
  • ”私”のファッションが奇抜すぎて雰囲気と合っていない点
  • かなり原作を端折られている

しかしながらよくジャニーズ主演でこんなダークな内容を演じたな・・・というのが率直な感想です。笑
永瀬廉さん目当てで映画を見た人は一体どう思ったのか気になります。

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改めて演技の大切さを知る

Filmarksのレビューを読んでいても誰も突っ込んでいませんが、まるで出演者のほとんどがセリフをただ覚えただけの「カタコト感が半端ない」ということで一気に冷めてしまったのかもしれません。あと原作をできるだけ忠実に再現してほしかったところですが、端折られすぎな気もしました。

クライマックスの”先輩”役を演じる池田エライザさんと”私”を演じる永瀬廉さんが愛し合うシーンは胸が熱くなりましたが、やはりFさんの本を映画で再現するのいうのはかなり難しいような気もします。

表現に限界がある

「いつか別れる。でもそれは今日ではない。」などのFさんの作品を読んだことがある人は理解されるかもしれませんが、Fさんの文章はとにかく繊細です。繊細すぎるがゆえに映像に不向きだということを確信しました。

本作のテーマである「愛」「絶望」「破壊」の3つを表現するには少々2時間で収めるのはタイトすぎましたね・・・。

周りで泣いている人も多かったですが、結局私は1mmも泣けずに帰路についていました。

本作の良かった点

ここまで辛口コメントを書かせていただきましたが、全てが悪いわけではなく良かったところも8個ほど箇条書きでご紹介をさせていただきます。

  • 反転しまくるカメラワークが独特で格好いい
  • 東京タワーが好きになるような物語(是非登りたい)
  • とにかくワンシーンワンシーン妥協なく美しい
  • ミニマルな内装が綺麗
  • 黒服の家の内装もアンティークで格好いい
  • 池田エライザさんが綺麗すぎる
  • 夜が好きになる
  • 作品とビリーアイリッシュの相性が抜群

「一人は好きだけど独りは嫌。」「こんなクソッタレな世界を何かも壊したい」という衝動に駆られたことは1度くらいあるでしょう。

とにかく孤独感を感じる本作を見ている途中で、友達もおらず、恋人もおらず、お金もない、夢も趣味もない、Instagramを開くとリア充合戦、Twitterを開くと常に誰かと誰かが罵り合っていてくだらないなんて思っていた一人暮らししたての当時を思い出しました。

「それでも、生きているならよし」

破壊的で寂しさ溢れる本作ですが、唯一前向きなセリフがこのセリフで「たったこの一言で一体どのくらい病んでいる人を救ってくれるだろう」と思えるほど力強い言葉であると思いました。

本作は色で例えるなら黒だったり冷たさを感じる青なのに、原作の雰囲気を損なわない人の温かさを感じる点が非常に良かったです。

死ぬほど誰かが羨ましくて誰かになりたいと思ったり、自分らしさを失いそうになったり、寂しくて死にたい夜にこそ見てほしい作品です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は昨日上映開始されたばかりの映画版「真夜中乙女戦争」についてレビューと感想を執筆させていただきました。

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再掲になりますが、結論を伝えますとやはり原作には到底叶わないと思ってしまいましたが、力強くて前向きな作品でした。

それと皆さんが気になる池田エライザさんと永瀬廉さんのキスシーンですが、これもがっつりされているので是非気になった方は劇場でご覧ください。

当メディアでは下記のように過去に様々な映画レビューを執筆させていただいておりますので併せてご覧ください!

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