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【結論:良い】藤田晋「勝負眼」が渋谷で働く社長の告白より面白い件【サイバーエージェント】

読書レビュー
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こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去にさまざまな読書レビューをご紹介しました。

ここ最近読書ばかりしており、記事の更新が追いついておらず申し訳ございません。

本日は最近発売されたばかりの本である、サイバーエージェントの社長である藤田晋さんの「勝負眼」を読み終えたのでご紹介させていただきます。

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まず感想を一言でいえば、「渋谷で働く社長の告白」が好きな人はどハマりする内容だと思いました。

今回の記事では以下の5点についてピックアップしました。

  • 実際に藤田さん本人が書かれており、文章がとにかく綺麗
  • 事業も投資も損切りラインが大事である
  • 会食が数ヶ月後まで入っていて健康被害
  • 多分自分と性格が似ている
  • LINE、DMの内容をいつ誰にみられてもいい内容にする

それでは上から順に解説していきます。

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実際に藤田さん本人が書かれており、文章がとにかく綺麗

まずビックリしたことが、ひろゆきさんのように本を編集者に書かせるのではなく、全て藤田社長本人が執筆されているということです。

大抵、どのインフルエンサーや有名人も担当の方がインタビューをするなどして代筆していますが、自分が知っている中で全部1人で書き切っているのはローランドさんと藤田さんだけです。

そして、ここまで文章が美しくスッと入ってくるのはローランドさん振りでした。

そしてストイックなのが、彼は締切ギリギリに寄稿するのが苦手でなんと1-2ヶ月後分のものまで書き切るのだとか。

炎上が怖くてSNSに色々書けないから文春に寄稿されているとのことですが、なんだかITの会社の社長(しかもTOP of TOP)なのに逆張りをしていてとても斬新で感銘を受けました。

社長としての苦悩がとにかくリアル

  • やっぱり心の底でドヤりたい
  • 年齢的に自分は引退すべきである
  • 酒がやめられない

などなど、どれだけ大金持ちだろうと人間って悩みが尽きないことを吐露されていたのがとてもリアルでした。

どれだけ大手企業の社長だろうが、1人の人間として接した方がいいのかも?と考えてしまったり。

自分が社長であるからこそ、相手が畏まりすぎるのもとても距離が生まれてしまうのも悩みですね。なんだかうまく言語化できませんが・・・!

事業も投資も損切りラインが大事である

サイバーエージェントはずっと右肩上がりですが、中には赤字を何年も垂れ流している事業があります。それはどの企業においても同じです。

どれだけ良いと思っていても、会社としては儲けないとビジネスとして意味がないことから「撤退ライン」というのを会社として儲けているとのこと。

ズルズル時間を引き延ばせば引き伸ばすほど、「いつか助かるかも」と思って大爆損につながってしまいます。

またローランドさんの話になりますが、ローランドさんも美容事業の海外進出において6000万円損切りをされていたのを今でも印象に覚えています。

見切り千両、損切り万両損失

株にたとえた話が本著にも書かれていましたが、「見切り千両、損切り万両損失」というのは本当です。

このことわざの意味は「損失が少ないうちに見切りをつけることは千両の価値があり、ある程度覚悟を決めて損切りすることには、万両の価値がある」ということです。

損失を確定するのは勇気がいることですが、「まだ助かる」と思って損切りできなかったら一生後悔することもあります。

実際に私自身が大損をこいた経験もあり、過去に記事にさせていただきました。

実際に経験したからこそ分かるのですが、どんな事業も投資も「だめだ」とおもったら瞬時に切るラインを設けておく必要があることを学びました。

事業にも損切りラインが明確なのがすごく意外で、おそらくサイバーエージェント社だけな気がします。改めてすごい文化ですよね。

会食が数ヶ月後まで入っていて健康被害

さすがサイバーエージェントの社長ということもありますが、なんと数ヶ月後までの会食の予定が埋まっていて、健康に相当支障をきたしているのだとか。

会食=お酒というのはやっぱり当たり前ですし、少し前まで365日中360日はお酒を飲んでいたそうで、確かに会食も仕事の一環だけど改めてサイバーエージェントの社長って大変だなと思い知らされました。

果たして本当に会食は必要なのか

ここ最近は8月だけ完全に会食から引き離す言い訳を作るために、別荘でリモートワークをされているとのことですが、こういう取り組みをしないと自分の体が持ちません。

毎日会食ラッシュだと、健康問題にも繋がりますし、家族との時間もゆっくりと作れません。

本著にもご紹介されていましたが、2023年に母親を亡くされていて、もっと福井県(地元)に帰ればよかったと記されています。

会食会食会食…とどんな会社の社長も仕事の一環として行かれていますが、やっぱり体は資本ですしいつまでもそんな生活ができないということを改めて考えさせられました。

「誰かと会って話す」ということはもちろん大事ですが、バランス良く程々にして藤田さんが少しでも長生きしてほしいですね。

LINE、DMの内容をいつ誰にみられてもいい内容にする

  • SMAPの中居くん
  • 永野芽郁さん
  • 巨人 坂本選手
  • 国文太一さん

などなど挙げ出せばキリがないほど、芸能人にはスキャンダルがあります。

名前は出せないとのことですが、なんと藤田さんのご友人(芸能人の方)までLINEのスクショが出回ってしまったとのこと。

我々一般人だと全く無関係のようにおもえますが、自分の送った文章がいつ誰に読まれてしまうかもわかりません。いつ裏切られてしまうかもわかりません。特に異性関係。

だからこそ、いつ誰にみられてもいいような文章を送ることを心がけようと喝をいれられた気分になりました。

多分自分と性格が似ている

今回色々読んでいて思ったのが、失礼ながらかなり自分と性格が似ていると思ってしまいました。

  • お酒が好き(なんなら会食が終わってから家で1人で飲み直すくらい)
  • 書くことが好き
  • 継続が得意
  • 直接は言わないが、内心は感情的である
  • 社交性はあるが、実際は内向的
  • 映画が好き

などなど読んでいて「あ、これ自分やん」と思ってしまうシーンも多々あり、すごく親近感が湧いてしまったのも事実です。

これもうまく言語化できない部分がたくさんあり、恐縮ですが自分と重なる部分が多く、だからこそたった1日で読み進めてしまうほど読みやすくてページを捲る手が止まりませんでした。

読んでいて思ったのが、普段なかなか人を好きになったりファンになったりすることはありませんが、日本の経営者で藤田社長が1番好きであることを確信しました。

仕事にやる気を出したい人、そうでない人も自己啓発系が苦手な人でもさらっと読める本ですので、ぜひご覧ください!

まとめ

いかがでしたか?

本日は最近発売されたばかりの本である、サイバーエージェントの社長である藤田晋さんの「勝負眼」を読み終えたのでご紹介させていただきました。

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改めて感想を一言でいえば、「渋谷で働く社長の告白」が好きな人はどハマりする内容だと思いました。

今回の記事では以下の5点についてピックアップしました。

  • 実際に藤田さん本人が書かれており、文章がとにかく綺麗
  • 事業も投資も損切りラインが大事である
  • 会食が数ヶ月後まで入っていて健康被害
  • 多分自分と性格が似ている
  • LINE、DMの内容をいつ誰にみられてもいい内容にする

当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去にさまざまな読書レビューをご紹介しておりますので併せてご覧ください!

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