こんにちは。Nagiです。
当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿をしており、過去に様々な映画やドラマのレビュー記事をご紹介させていただきました。
本日はタイトル通り「今年170本映画を見たオタクが語る、今年の映画マイベスト10まとめ」をご紹介していきます。
まず結論からお伝えすると順不同で以下の通りです。
- ①PERFECT DAYS
- ②あのこと
- ③FALL
- ④人生クライマー
- ⑤マイスモールランド
- ⑥エンディングノート
- ⑦オッペンハイマー
- ⑧ブルーマインド
- ⑨哀れなるものたち
- ➓雪山の絆
それでは上から順に解説をしていきます。
①PERFECT DAYS
アカデミー賞受賞。毎日コーヒー買って仕事いって帰宅して酒飲んで風呂入って本読んで何気ない毎日が幸せであることを人はいつの間にか忘れていることを思い出させてくれる作品。
詳しくは以下の記事でレビューを書いておりますのでご覧ください。
②あのこと
最後まで緊張感がすごすぎて自宅でさえスマホを触らせてくれないほど集中してしまった作品で、これが実話ベースなのがあまりにすごすぎる。
何度Macbookのディスプレイから画面サイズを最小にして見たかも分からないし、そのへんのホラー映画を凌駕するほど痛くて儚い。気がついたら汗びっしょりだしおすすめ作品の「FALL」と同レベルにカロリーを消費した気がします。
感想を色々書きたいけどあまりに壮絶すぎるのでやや閲覧注意。映画を見ながら初めて吐く映画はもしかしたら本作かもしれない。とにかく男女問わず見てほしい作品。
③FALL
結論100点満点。ユニバのジェットコースターに乗るくらいならこの映画を見た方がスリルを楽しめるのではないか?と思えるほど、この2時間手汗が半端ない作品。
というよりある意味そのへんにあるホラー映画の100万倍怖い。普段パソコンで映画を見るのですが、何度も怖すぎてパソコンのスクリーンを最小にしてしまった。もしこれが映画館となると退出するレベル。
多くのレビュアーが書いている様に、「もし自分がこの環境下にいたらどう行動をとるだろう」かと、何度も自問自答をしてしまいました。
- しんどいくらいなら自死を選ぶ
- それでも助けを待つ
- あらゆる試行錯誤をする
コンバースの中にスマートフォンをいれて”クッション”となって助けを呼ぶシーンがあったり、なんとしてでも水分補給のためにバッグを取りに行ったり、人の生命力は純粋にすごい。
ラストの鳥を食べるシーンにもあったが、改めて我々は「食」によって生かされていることを再確認。エネルギーを得るためにはタンパク質が必要。Gacktも言っていたが「何を食べるか」ってすごく大事だなーと。
伏線回収も非常に綺麗でした。
④人生クライマー
やっぱり頭のおかしい人を追うドキュメンタリーは最高。
手足の指が凍傷で10本なくなろうが、それでも好きなものは好き。山好きを敵に回すなとはこういうこと。命を犠牲に代えてでも守るべきものがあるのだろうと思います。
バイク乗りが「バイクで死ねるなら全然いい」という名言を思い出した。多分それに似つかわしい。
命を張ってでも行いたいことを振り返ってみても何1つない自分がなんだか惨めに思えてきてしまい、自分もそのくらい何かを犠牲にしてでもどハマりする何かが欲しい。
⑤マイスモールランド
この映画の全てが学びになるし、Filmarksがなぜこんなに高評価を連発しているのかも納得の作品。人種とか国境とか、そんなのどうだっていいのに全て「大人の事情」で全て片付けられてしまう日本人以外の人たち。
まあある意味差別にはなるのだけど、
- 日本人じゃないからバイトがクビになる
- 日本人じゃないからあの子と会っては行けない
- 日本人じゃないから他府県に行ってはいけない
などなど自分の知らない縛りがあって、「かわいそう」と言ったら人ごとになってしまうので、「自分が海外で生活をするなら」と自分ごとで考えてしまった。
ビザの関係で将来ある娘のために、自分が身銭を切って自国に帰る父親(多分もう2度と会えない)の格好いい背中を見ると、自分ならあそこまでできないなと思ってしまった。
たとえ血が繋がっていようが、「他人よりも自分」になってしまう自分はまだまだお子様なのかもしれないけど、いつかはサーリャの父親のような背中と心が広くなるのかな。
それにしてもサーリャ役を務めた「嵐莉菜」さん(初耳で恐縮)が役にピッタリすぎました。演技がうますぎるし調べると19歳に見えなかったです。今後も活躍を期待。
⑥エンディングノート
1000本近く映画を見てきて初めてこんなに映画で泣いたかもしれない作品。全く知らない赤の他人の一生を追う、ただのドキュメンタリーなのになぜこんなに人生とは尊いのか考えさせられる素晴らしかったです。
どんなに辛いことも、幸せなことがあっても、お金がなくとも、人生って良いなとシンプルに思わせてくれて人との繋がりの大切さを分からせてくれた。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
⑦オッペンハイマー
広島と長崎に投下した原爆を開発した天才「オッペンハイマー」を追うドキュメンタリーなのだけれど、なんとも言えない迫力で中盤以降は一切目を離せない作品だった。
- 序盤は死ぬほど眠い。睡眠時間10時間とっても眠い。12時間睡眠してようやく着いていける内容
- 広島に落とした「リトルボーイ」、長崎に落とした「ファットマン」が改めてどれだけ悲惨だったのか身に染みる。
- 実験段階で”アレ”なわけなので、あとでWikipediaを見返したら心臓がズキズキする。
- 広島平和記念資料館に行きたくなる
- ”あえて”京都に落とさなかった理由が分かる
- 原爆を作った=めちゃくちゃ悪い人というわけではない
- 広島ばかりが目立ってなぜ長崎がそんなに目立たないのか不思議
広島や長崎の人が見たら心が苦しいかもしれないけど、日本人だからこそ全員見るべきだと思う作品。(つい最近広島に行ったばかりだけど、原爆ドームに行けばよかった・・・。)
苦手ということもあって自分は戦争系映画を一切見ない派だけど、オッペンハイマーは完全に別枠。
人の首が飛んで死んだりするわけでもないし、できるだけ綺麗に、そして忠実に再現しているのでまた「別」だなと。3時間は確かに長いけど、これが2時間だとちょっと物足りなかったかもしれない。
⑧ブルーマインド
結論からいえばクソ面白い。
思春期ならではのモヤモヤ、初潮、万引き、ドラッグ、そして身体の変化が全く違う方向に進み、いわゆる人魚になるのは全く想像もつかなかったので、良い意味で期待を裏切られました。個人的にストレスを感じると針を飲んでしまう主人公を描いた「Swallow」とセットで見るとより一層面白く感じました。
身体の変化は止まらず、いよいよ脚の皮膚は剥がれ、鱗があらわれる。人魚への変容を拒絶するミアが自らの手でくっついたつま先をカットしたり、鱗をはがす場面はかなり痛々しい。
これ以上身体の変化を隠し切れなくなったミアが、ジアンナに姿を見せても当たり前のように人魚姿のミアを受け入れるジアンナの心の広さ・・・。自分なら声が出ずにその場で立ちすくんでしまうかも。
ミアがママに「本当は実の子じゃないのか」「養子なのか」と問い詰める場面があるけど、こういう人間の子じゃない映画については「LAMB」とセットで見るとさらに面白いかも。
⑨哀れなるものたち
結論から言えば、現在1000本弱ほど映画を見てきた中で過去1を争うレベルで好きな作品でした。好みは別れるかもしれませんが、「なぜこんなに惹かれるのだろう」と不思議なほどこの世界観に引き込まれていて、2時間半と長い時間なのに「終わってほしくない」という気持ちでいっぱいでした。
一人で見ることをおすすめ
最後にここまで色々と絶賛しているけど「間違いなく一人で見ることをおすすめ」します。仮に初デートだと間違いなく気まずくなること確定。
というのも脳みそも裸もモザイク一切なし。行為中でさえ。後々調べてみるとR-18と記載されてあったけどR-25くらいでもいいのではないかと思うほどのレベル。かなり刺激は強め。
決してグロい内容が出るわけではないけど、普通に体にメスを入れるシーンを一切カメラワークをズラすことがなくそのまま描写するのは初めて見た気がします。
思わず目を背けたくなるシーンもあったけど、これも人間が生きる上の本質。ただ繰り返しお伝えすると「モザイクが一切ない」ので気まずくなること間違いなしなので必ず一人で見るように。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
➓雪山の絆
ノンフィクションでこれは驚愕。TOP3に入るレベルで面白いノンフィクション映画。そのへんにあるホラー映画の100倍以上怖い。
- 人間が切羽詰まったときの最終的な判断(ネタバレのため避けます)
- 体温を下げないために余計にカロリーを使ってしまう環境
- 栄養失調のために歯がグラグラになるシーン
- 怪我からの化膿(できればモザイクでもなんでも良いのでつけてほしかったほどグロい)
常に「自分ならどうするか?」を照らし合わせる作業をしながら鑑賞してしまいました。少なくとも自分なら生き延びることができないだろうと思えてしまいます。
奇跡的に生還をすることができたが、自分が置かれたこの平和な状況って改めて幸せだなと思います。
毎日1日3食食べて、たんぱく質も摂取してお風呂に入れて当たり前のようなことだけどそれって本当に幸せなことだと思う。今年1/1に起きた能登半島の地震もそうですが、こういう最悪の状態というのを1度体感すると何気ない日常がさらに幸せに感じるようになるのかも。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
まとめ
いかがでしたか?
本日はタイトル通り「今年170本映画を見たオタクが語る、今年の映画マイベスト10まとめ」をご紹介しました。
改めて結論をお伝えすると順不同で以下の通りです。
- ①PERFECT DAYS
- ②あのこと
- ③FALL
- ④人生クライマー
- ⑤マイスモールランド
- ⑥エンディングノート
- ⑦オッペンハイマー
- ⑧ブルーマインド
- ⑨哀れなるものたち
- ➓雪山の絆
当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿をしており、過去に様々な映画やドラマのレビュー記事をご紹介しておりますので併せてご覧ください!