こんにちは。Nagiです。
当サイト(Nagi Rhythm)は現在毎日1000日以上更新をしており、過去に様々な映画やドラマのレビュー記事をご紹介させていただきました。
そんな本日はタイトル通り、毎年映画を120本以上見ている私が今年見て面白かったおすすめ映画をまとめさせていただきます。
まず結論からお伝えしますと下記の5タイトルになります。
- チェンジリング
- グッド・ナース
- 13人の命
- 運び屋
- スティルウォーター
ネタバレ注意です。それでは上から順に解説をしていきます。
チェンジリング
あらすじ
息子が行方不明になり、その5か月後に見知らぬ少年を警察に押し付けられた母親の真実の物語を静かなタッチでつづる。実生活でも母親であるアンジェリーナ・ジョリーが、エレガントだが強さを内に秘めた母親を熱演。1920年代当時、堕落したロサンゼルス警察が保身のために行った数々の非道な行動が、実際にあったという事実にがく然とする。
感想まとめ
まず結論からいえば現時点で今年見た映画の中でもTOP1だった。こんなのズルすぎる・・・!
仕事から帰ってきたら突然自分の子供がいなくなって探し回るというストーリーならまだしも「見つかったものの自分の子供がすり替わっている」というストーリー設計に震えた。今思い出すだけでも一生震え続けられる自信がある。
そしてネタバレになるので控えるが見終えたあとは多くの人が「警察のことを嫌いになる」と思う。少なくとも小生は思わずNetflixで垂れ流している画面を殴りかけて5分後に後悔しそうだった。
気づけば「息子探し」という論点から「vs警察」というストーリー設計にすり替わっているし、まさにこれこそが「チェンジリング」というタイトルの伏線回収なのかもしれない。
この映画の好きなところ箇条書き
- 昔のCHANELを連想させるかのような上品なファッション
- どう展開が転ぶか分からないストーリー設計
- 精神病棟にぶちこまれてから重すぎるストーリー
- ある意味「ポジティブ」な終わり方
- ミステリアスなBGM
なんか簡単にしかまとめることができなかったけど、多くの人に見ていただきたい大好きな作品の1つになった。ああ見てよかった!
グッド・ナース
あらすじはこちら
命を脅かす心臓病を抱える心優しいシングルマザーのエイミー(ジェシカ・チャスティン)は、看護師として、ICUのきわめて多忙かつ過酷な夜勤で肉体的にも精神的にも限界を迎えていた。
しかしある日、そんな彼女の部署に、思いやりがあり、親身になってくれる同僚のチャーリー(エディ・レッドメイン)が配属されたことで、エイミーの生活に一筋の光が。病院での長い夜を共に過ごすうちに、2人は固い絆で結ばれた親友同士になり、エイミーは久しぶりに自分と幼い娘たちの未来に心から希望を持てるようになる。
ところが、患者の不審死が相次いだことをきっかけに、チャーリーを第一容疑者とした捜査が開始。エイミーは、自らの命と子供たちの安全を危険にさらしながら、真実を突き止めることを迫られる――。
感想まとめ
実話ほど恐しいものはない。開始30分のあたりで完全に犯人が分かっているのに関わらず、最後の最後まで緊張感が抜けずに最高に好きな映画となった。100点満点。
なぜ100点満点だったのか、ざっくりと下記3つに絞り込んで考察をしてみた。
- 不安と緊張を煽るBGM
- 「リリーのすべて」や「博士と彼女のセオリー」とはまた違った気狂いエディ・レッドメイン
- まさかのノンフィクションという恐ろしさ
なんだか入院というか病院で点滴を打つにしても恐ろしさを感じる作品であり、「この優しさも見せかけ」と思ってしまえば人間不審にさえ陥ってしまいそう。
あれだけ優しさ溢れる顔立ちに表情を作るエディレッドメインがピックされたことで、よりサイケデリックな雰囲気が際立って良きシナジー効果を得られたのではないかと考察している。
優しい人にこそ裏がある。そんなサスペンス性も兼ね揃えた恐ろしい病棟の一節だ。
13人の命
あらすじ
2018年にタイ北部の洞窟で起きたサッカーチームの少年たちの遭難と救出劇を、名匠ロン・ハワードが映画化した実録ドラマ。
2018年6月、予期せぬ豪雨によってタイ北部のタムルアン洞窟に地元サッカーチームの少年とコーチ計13人が閉じ込められた。彼らを救出するため、水没した狭い迷路のような洞窟を進むことができる、世界でも最高の技術と経験をもったダイバーのチームが立ち上がる。ダイバーたちはタイ軍と1万人を超えるボランティアとともに、12人の少年とそのコーチを救い出すための困難な救出劇を開始。全世界が注目する中、これまでで最も危険なダイビングに挑んでいく。
こんなにハラハラドキドキするドキュメンタリー映画を久しぶりに見た。2時間20分もある映画なのに30分程度に感じるほど一瞬に感じるし、SEV7Nとかを遥かに超えるほどドキドキさせてもらえた。
しかも何を隠そうこれが「ノンフィクション」というグロさ。
うーん、filmarksだと評価5までしか付けることができないが100点満点を付けたいほど楽しむことができた。
もう次がどう展開するのかもわからないし、全員が命懸け。しかもSNSが流行っているともっと色んな噂をされて叩かれていたかもしれない。一刻も早く助け出せと。
鎮痛剤を打って「運搬」をするのも「やったことない試し」であるため、ある意味ギャンブルなのだ。もう全てが賭けでしかない緊迫感がこっちにも伝わって一体何度唾を飲み込んだか・・・。一体何度鳥肌を立たされたか・・・。
最終的には数人死者を出してしまったが、それでも人間ならではの「連携の凄さ」を実感した映画だった。
人間って本当に頭のキレ具合はすごいし、自然に逆らうことができる天才の集団だと思った作品だ。あー今年見てよかった映画TOP3間違いなし。
運び屋
あらすじはこちら
アール・ストーン(クリント・イーストウッド)は金もなく、孤独な90歳の男。商売に失敗し、自宅も差し押さえられかけたとき、車の運転さえすればいいという仕事を持ちかけられる。それなら簡単と引き受けたが、それが実はメキシコの麻薬カルテルの「運び屋」だということを彼は知らなかった…。
感想まとめ
ラストに主人公アールが発言する「お金でなんでも買えたが時間だけは買えなかった」という言葉がこの映画の全てを語っているようにも思えた。
お金で真実の愛は買えないし、時間も買えない。
ちょっとした健康は買えたとしても結局はお金で買えない。
10代後半から20代中盤にかけてとにかくお金が欲しかったあの頃の自分に見せてやりたい映画でもある。
最後の奥様が亡くなられる寸前でも「来てくれてよかった」が全てが詰まっていて、まさにこれこそ本物の愛だなとも思える。終わりよければ全てよしとはこのことか。
余命宣告をされてどんどんズブズブになっていくストーリーの「BreakingBad」とセットで見るとより一層楽しめそう。うーん100点満点!
スティルウォーター
あらすじ
留学先の仏・マルセイユで殺人罪で捕まった娘アリソン(アビゲイル・ブレスリン)の無実を証明すべく、故郷の米オクラホマ州・スティルウォーターから言葉も通じない異国の地へ単身渡るビル(マット・デイモン)。現地の協力者を得るも、他のほとんどの地元民は探りを入れてくる余所者のビルに口をきこうともしない。さらには、何者かに襲われてしまう始末。なおも諦めないビルは、わずかな手がかりを頼りに危険を顧みずさらなる深みへと身を投じる…。
私の感想
まず結論からいえば今年見た映画のTOP10には間違いなくランクインする、心温まる映画だった。一方でラストの件といいめちゃくちゃ疲れる映画でもあった。
いやーよく話ができている。ネックレスの伏線回収といい、血は繋がってなくともマヤとビルとヴィルジニーの3人のかけがえのない絆といいあらゆる部分において言葉では言い表せないほど見応えのある貴重な2時間だった。
もし自分がビルの立場だとしたら、同じような行動をとっていたかもしれない。今回の行動は非常にリスクの高いものだったが、愛する娘のためならしょうがない。
そしてマヤとヴィルジニーとお別れをするときのマヤの悲しそうな顔を想像するだけで泣きそうになる。あのシーンは反則すぎる。
アクションや過度にサスペンスフルな展開で引っ張る作風ではないが、地味ながらも考え抜かれた脚本と演出で見応えが非常にあるため、様々な人におすすめしたい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
そんな本日はタイトル通り、毎年映画を120本以上見ている私が今年見て面白かったおすすめ映画をまとめさせていただきました。
改めて結論をお伝えしますと下記の5タイトルになります。
- チェンジリング
- グッド・ナース
- 13人の命
- 運び屋
- スティルウォーター
当メディアは現在毎日1000日以上更新をしており、過去に様々な映画レビューに関する記事を執筆させていただいておりますので併せてご覧ください!