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【読書レビュー】婚活マエストロが想像以上に面白い【成瀬は天下を撮りにいく続編】

読書レビュー
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こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去に様々な読書レビューをご紹介させていただきました。

本日は最近ようやく新刊となって発売された「婚活マエストロ」が想像以上に面白かったのでレビューをさせていただきます。

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結論を簡単にご紹介すると、宮島さんの「成瀬は天下を取りにいく」同様めちゃくちゃ読みやすい小説で、普段文章が苦手な人にこそ読んでほしい作品でした。成瀬ほどインパクトはないにしても、こんなに読みやすいのはさすが宮島さんだと思いました。

今回の記事では以下の3点についてピックアップをしました。

  • 簡単なあらすじ
  • 引っ込み思案な人ほど読んでほしい理由
  • 婚活をしてみたくなる

それでは上から順に解説をしていきます。

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簡単なあらすじ

個人的に「かなり映画化」しやすいような内容だったので、映画化に期待!

40歳の三文ライター・猪名川健人は、婚活事業を営む「ドリーム・ハピネス・プランニング」の紹介記事を書く仕事を引き受ける。安っぽいホームページ、雑居ビルの中の小さな事務所……どう考えても怪しい。

手作り感あふれる地味なパーティーに現れたのは、やけに姿勢のいいスーツ姿の女性・鏡原奈緒子。場違いなほどの美女だが、彼女は「私は本気で結婚を考えている人以外は来てほしくありません」と宣言する。そして生真面目にマイクを握った――そう、彼女は婚活業界では名を知らぬ者はいない〈婚活マエストロ〉だった。

その見事な進行で、参加者は完全にマエストロ・鏡原の掌の上。彼女は何者なのか、なぜこんな会社で働いているのか、〈マエストロ〉ってなに……謎は深まるばかりだが、猪名川は同社のイベントを手伝うことに。

65歳以上のシニア向け婚活パーティーから、琵琶湖に向かう婚活バスツアー(クルーズ船「ミシガン」に乗車)まで。これまで結婚に興味のなかった猪名川も、次第に「真面目に婚活するのも悪くないかもしれない」と思い始める。

ものは試しと他社が運営する婚活パーティーを訪れてみると、そこには参加者として席に座る鏡原の姿があった――。

ちなみに作者の宮島さんはなんと「婚活をしたことがない」とのこと。それなのにこんなに自然にスラスラと書けるのが本当にすごい・・・!

婚活のすごいリアルな感じがあったので、てっきり著者も経験されていたのかと思いました。

引っ込み思案な人ほど読んでほしい理由

まず世間でいえば以下のようなスペックの男性をどうおもいますか?

  • 40歳
  • いまだに学生時代から住んでいるワンルームマンション
  • WEBライター(フリーランス)
  • 多分年収も低い(300万弱くらい)
  • 貯金なし
  • 運転免許もなし
  • 性格は相当優しい
  • 友達は少ない
  • 真面目
  • 大学時代を最後に彼女なし

大学時代にバイトしていたレンタルビデオ店の正社員になるが業界の衰退とともに失業、クラウドソーシングに登録しライターとて働いていますが上記のスペックは「一般的ににいえばかなり低スペック」でしょう。

しかしながらもちろん本作はフィクションではあるのは承知ですが、これらのスペックであっても「中身」さえちゃんとしていれば恋愛は十分できるということです。

実際に宮島さんも40歳を間近にして作家になったわけですし、改めて人生どうなるか分かりませんね。自分で「レールの決めつけ」は本当によくない。

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定され、その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考えである「計画的偶発性理論」はまさにそのことを指していると思いました。

自分と価値観の合う人を選ぶ

もし自分にお金がないなら本作でもあったように「デート先」がサイゼでもいいですし、なんならサイゼでも良い相手を見つければいいだけの話。上を見ればキリがないし、サイゼが嫌という女性であればもうその時点で足切りをすればいいだけの話です。

自分は全く恋愛に対して無頓着ではありますし、主人公の「ケンちゃん」のような性格ではありますがなんだか今からでも恋愛って頑張れるのかも、と思えてきました。

婚活をしてみたくなる

元々主人公のケンちゃんもWEB用の記事を書くために婚活パーティーに参加しただけではありますが、ちょっとしたことで恋愛が舞い込んでくることだってあります。

自分は先ほども書きましたが、全く恋愛なんて興味もありませんしマッチングアプリに登録すらしたことないし、今後もする予定はありませんが人生いつどうなるか分かりません。

なんだかケンちゃんのように「人に対して思いやり」をもててクリスマスプレゼントを渡せるようになるほど、運命の出会いがあるのであれば自分も婚活をしてみたくなったというのが正直なところでした。繰り返しますが、もちろんフィクションであることはわかっていますがそれでも結構影響を受けました。

「自分からお金を払ってでもパーティーに参加をする」とかは今後も一切ありませんが、友人からの紹介などであれば全然ありだと思いました。実際に自分の憧れている人や好きな人ってほとんどがご結婚されています。

  • ひろゆきさん
  • L’Arc〜en〜Ciel HYDEさん
  • プロブロガーのマナブさん

自分のような性格である以上、なかなか恋愛そのもの自体がハードルが高いとおもいますが、この本との出会いをきっかけに良い人と出会ってみたいですね。「恋愛に全く興味がないおっさん」にこそ読んでいただきたい本でした!

まとめ

いかがでしたか?

本日は最近ようやく新刊となって発売された「婚活マエストロ」が想像以上に面白かったのでレビューをさせていただきました。

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改めて今回の記事では以下の3点についてピックアップをしました。

  • 簡単なあらすじ
  • 引っ込み思案な人ほど読んでほしい理由
  • 婚活をしてみたくなる

当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去に様々な読書レビューをご紹介させていただいておりますので併せてご覧ください!

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