こんにちは。Nagiです。
当サイト(Nagi Rhythm)は現在2000記事以上投稿しており、過去に様々な読者様からのQ&Aを実施してきました。
本日は「一人旅をし続ける理由」についてご質問をいただいたのでご回答します。
質問内容

Nagiさん、いつも楽しく旅の記事を拝見しています。
過去の記事で『旅を始めたきっかけ』について触れられていましたが、Nagiさんがなぜ、そこまで徹底して一人旅をし続けるのか、その根源的な理由を改めて知りたいです。
特に、何かに満たされない感覚があったのか、といった深い動機があれば教えてください!
結論:ミニマリストあるあるの「物より経験」に行きついたから
私の回答

これはタイのドイステープ寺院からの眺望。
結論からお伝えすると「物を買っても一過性の満足感」で終わってしまいますが、「永続的な満足感」を得続けるには経験が最適だと思ったからです。
たとえば最近だとアップルウォッチのエルメスモデル(31万)の時計を買いました。
しかし買って満足したのは数時間程度です。もちろん気に入っていますが、わざわざエルメスモデルを買う理由は特にないように思ってしまいました。
30万も出すくらいならヨーロッパに一人旅に行った方が遥かに有意義なお金の使い方になるし、超高級ワインを買うとかそういう経験のほうが価値としては高いと思えてしまいます。
自分はかなりの買い物依存症だった

自分は2019年以前、とにかく寝る前にAmazonや楽天を見るのが好きで何かを買い、その高揚感で一時的に穴を埋めるという悪循環を繰り返していました。
たとえばCHANELの150万円を超える腕時計を買ってみたり。
しかし、冷静になって気づいたんですが、どんなに高価なものを買っても、そのワクワク感は一瞬で消えてしまいますし買い物の失敗も多々。
クローゼットの奥に仕舞われたモノを見て、「ああ、また満たされなかった」という虚無感だけが残ることに違和感がありました。
一人旅する理由①ストレスが欲しくなった
まず「一人旅」というのはめちゃくちゃストレスがかかります。つまりドMプレイです。
- 誰にも頼ることができない
- 海外だと異国の地なので右も左も分からない
- 海外に行けば日本より治安が悪いのは確定
- そもそもお釣りがあっているのかさえ分からない
我々、日本人は幸せ過ぎます。
しかし、自由で幸せすぎるということに関し、逆に視野が狭くなるし、ストレスがないことにストレスを感じてしまうという意味が分からない状況が自分の中にありました。
幸せで安全な日本国内の生活からあえて抜け出し、異文化圏で困難やストレスを求めることで、
- 言葉が通じない
- 道に迷う
- 電車の乗り方も切符の買い方さえもわからない
- 騙されそうになる
という「苦労」が、自分にとって最高の教材でした。
自力で問題を乗り越えたとき、心に残るのは達成感であり、それは一週間で消えるどころか、年を追うごとに鮮明に、強く記憶に残ります。
エルメスやRickOwensなど、どんな高級ブランド品も提供してくれない、自分だけの、誰にも奪えない財産だと思います。
一人旅する理由②人生の彩度が高まる
- 見たことがない景色を目に焼き付ける。(今でも富士山の山頂の記憶を鮮明に覚えています)
- 非日常の刺激の中で、五感を研ぎ澄ます。
- 乗り越えるべき苦労を通じて、自己を成長させる。
これらを、「死ぬまでの間に積み重ねるべき、永続的な思い出」を創造するための、人生をかけた再投資だと考えています。
最近、あまりに物が少なすぎて摩耗しまくっていたことがあり、新たに服や靴を買いまくっていた自分なのでそこまで説得力のある回答ではないかもしれませんが、唯一最強のコスパは旅だと改めて思います。
もし読者の方の中で、今の環境に何か満たされない感覚があるなら、ぜひ「消費」から「経験への投資」へ、一歩踏み出してみてはいかがでしょうか?






