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【ネタバレ注意】映画「母性」を見た感想まとめ【怖い】

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こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は現在毎日1000日以上更新をしており、過去に様々な映画やドラマのレビュー記事をご紹介させていただきました。

そんな本日はタイトル通りいよいよ公開となった湊かなえさん作「母性」の映画版をレビューさせていただきます。

まず結論を一言でお伝えしますと、「母性」というタイトルではありますが私の中で最もふさわしいタイトルは「異常」だと思いました。

今回の記事では下記の3点についてピックアップをさせていただきました。

  • 洗脳の怖さについて知った
  • 上品なのにどこかおかしい
  • 自分が洗脳されていないか確認する作業

ここから先ネタバレ注意です。それでは上から順に解説をしていきます。

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洗脳の怖さについて知った

まだ見ていない人のため、簡単にあらすじをおさらいしますね。

女子高生が自ら命を絶った。その真相は不明。

事件は、なぜ起きたのか? 普通に見えた日常に、静かに刻み込まれた傷跡。

愛せない母と、愛されたい娘。 同じ時・同じ出来事を回想しているはずなのに、ふたりの話は次第に食い違っていく… 母と娘がそれぞれ語るおそるべき「秘密」—2つの告白で事件は180度逆転し、やがて衝撃の結末へ。

母性に狂わされたのは母か?娘か?・・・この物語は、すべてを目撃する観客=【あなたの証言】で完成する。

物語はまるで湖のようにゆっくりと流れていき、序盤は正直なところ「なんて退屈な映画なのだ」とイライラしていたのですが、気づくとこの「わざとゆっくりとしたスピード感」が病みつきになっている自分がいました。

多分これも途中で私が洗脳にかかっているのかもしれません。
しかし俯瞰して見ると言葉を選ばずに、今風にお伝えすると登場人物全員が「あたおか」でした。

今回でいえば圧倒的なる「親離れができない親」ということにフォーカスをされており、子供よりも親を愛するシーンがなんともいえない気持ちの悪さにスポットライトが当てられており、原作を見ていない私はますます原作が気になっていきました。

この気味の悪さは鑑賞した人にしか分からないかもしれませんね。

上品なのにどこかおかしい

多分見おえた人はまるで「一種の宗教のワンシーン」を見ているかのような気分になった方も多くいるはずです。

戸田恵梨香さん本人も、大地真央さん演じる母親も、永野芽郁さん他全員もわざとらしくとにかくゆっくりと話し、人によっては眠くなるかもしれません。先ほどもお伝えしましたが、この語りに慣れない間は相当イライラしてしまうはずです。

そしてファッションからインテリアが上品でクラシカルなBGMが終始流れていますが、上品を超えてあまりの気味の悪さに下品ささえも覚えてしまうのは私だけでしょうか?

まるで貴族かのようなアンティークなインテリアあふれる住まいは多くの人が憧れる環境であったはずなのに、全てが宗教ちっくで序盤から出ていた薔薇の絵でさえも君が悪くて仕方がありませんでした。

上質ではあるものの、初っ端から異常さをもたらすダークでミステリーな雰囲気は、まさに湊かなえさんが望まれていた空気感であったと推測します。

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自分が洗脳されていないか確認する作業

鑑賞し終えた帰路でふと「自分は親離れができているのだろうか?」と心配になり考える作業をしてみましたが、筆者の場合恐らく問題ないと思いました。(多分)

もちろん両親は大事で、かけがえのない存在ではありますが自分の子供ができたとしても、子供よりも親が好きでたまらないというのはある意味異常だと思います。

このような人におすすめ

  • とにかく上司に認められた人
  • 目上の方に過剰なまでに認められたかった過去がある人
  • 親がまだ存命で、小さい子供がいる女性
  • ダークでミステリーな映画が好きな人
  • ミッドサマーとはまた違った宗教映画がみたい人

何よりも気持ちの悪かったのが20歳を超えても「子供の手をはたき、親と手を繋いで楽しそうにショッピングに出かける」シーンがあったのですが、異常すぎて全くグロさなどないのに吐き気すらを覚えるほどでした。

あと役者の方々が本当に演技が素晴らしいです。特に年齢を重ねるにつれてボケまくった鬼気迫る演技をした「高畑 淳子」さんの演技は本当に素晴らしかったです。

ご飯を食べながら喋りまくってご飯を口から何度も出すシーンの強烈さ・・・さすがのキャリアの一言でした。

ラストの高畑淳子さんの老化具合がすごすぎて序盤に出てきた高畑淳子さんと全く見違えるほど。

強いていうなら序盤は60歳、後半は80代後半レベル。俳優の鬼気迫る演技も見られたい人にもおすすめですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

そんな本日はタイトル通りいよいよ公開となった湊かなえさん作「母性」の映画版をレビューさせていただきました。

改めて結論を一言でお伝えしますと、「母性」というタイトルではありますが私の中で最もふさわしいタイトルは「異常」だと思いました。

今回の記事では下記の3点についてピックアップをさせていただきました。

  • 洗脳の怖さについて知った
  • 上品なのにどこかおかしい
  • 自分が洗脳されていないか確認する作業

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