【レビュー】Netflix「ダウンタイム」は気まずいシーン多め?評判通りクソ面白かった【ネタバレ】
こんにちは。Nagiです。
今話題というかここ最近ずっとNetflixで週間ランキング1位を維持しているNetflixオリジナルドラマ「ダウンタイム」を見終わったのでレビューしていこうと思います。
まず感想を一言でお伝えすると評判通りクソ面白かったです。
「あと1話だけ見よう」がまったく機能せず、気が付けばシルバーウィークの時間がかなり溶けていました。というかシルバーウィークで良かった・・・平日ならまじで睡眠不足確定。たぶん同じような人は結構いるはず。
美容整形外科という普段はなかなか見えない世界に入り込み、そこで動く大金、美への執着、患者と医師の関係、美容医療をビジネスとして見る側の事情までかなり生々しく描かれていて、今年見たドラマの中でもかなり上位に入る作品でした。
先にざっくり感想をまとめるとこんな感じです。
- 松岡茉優さんと仲里依紗さんの演技がめちゃくちゃ良い
- Netflixらしい豪華な俳優陣と映像
- 美容整形やルッキズムについて普通に考えさせられる
- 整形依存と美容医療の怖さもしっかり描かれている
- BGMがかなりカッコいい
- 乳房の露出や小陰唇の整形も出てくるので親と見るのはおすすめしない
- 細かいツッコミどころはあるものの総合的にはかなり満足
ここから先はネタバレを含みます。
結論:「ダウンタイム」は親や恋人と見ると気まずいので注意
いわゆるベッドシーンはないものの、美容整形がテーマなので「裸の露出」がかなりあります。
まず1話目から豊胸手術のシーンもありますので、普通に乳首まで映る場面もありますし、顔や胸だけではなく小陰唇の整形まで登場します。(さすがその部分は映りませんでしたが・・・!)
もちろん美容医療を描く作品なので、エロさを狙った見せ方でもなくどれもストーリー上は必要なシーンです。
ただ、それと親や友達の横で平然と見られるかどうかは別の話になってくるので、家族みんなでテレビを囲んでいるところに「とりあえず話題なってるからダウンタイム見ようぜ!」みたいな感じで見たらかなり気まずいので要注意。
- 付き合いの長い恋人・夫婦→まぁOK
- 付き合いたての恋人→かなりきつい
- 親・家族→死ぬ
というのを目安で考えてればいいかと。
性的な意味での気まずさだけじゃなく、かなりグロさもある
美容整形の手術シーンも結構リアルです。メスを入れる場面や血が出る場面もあるので、グロい映像が苦手な人はこちらのほうがキツいかもしれません。
自分はこの手の映像にはそこまで抵抗がないので普通に見られましたが、「家族みんなで気軽に見られるNetflixドラマ?」と聞かれたら答えはNOです。
その点ある程度留意した上で視聴することをおすすめします。
松岡茉優と仲里依紗の演技がとにかくすごい
多くの人が口をそろえて言うように、松岡茉優さんと仲里依紗さんの演技が神がかっています。
もともと2人とも上手い俳優だと思っていましたが、『ダウンタイム』を見て改めてこの2人の右に出る人はなかなかいないんじゃないかと思ってしまいました。
松岡茉優さんが演じる沼田文
煙草の吸い方かっこよすぎ。いやガチで。多分プライベートでもガチで吸っていないとあんな美味そうに吸えないと思う。
感情を分かりやすく表に出すタイプではなく、大声を出したり泣いたりする場面より、表情や目線だけで「あ、今かなり怒ってるな」「何か引っかかってるな」と分かる場面のほうが印象に残りました。
仲里依紗さんが演じる遠山凜
とにかく派手。それに尽きる。
- 服装も派手
- 言動も強く、存在感も強い
画面に出てきた瞬間から「凜先生が来た」と分かるレベル。
あまりにも仲里依紗さんと雰囲気がマッチしすぎて仲里依紗さん以外が演じていたらかなり違うキャラクターになっていたのでは?と思うほど。
強烈なファッションも強気な話し方も変に浮かず、仲里依紗さん本人が持っている華やかさと役柄がうまく重なっていました。
感情を抑える松岡茉優さんと、感情を前に出す仲里依紗さんの対比によるキャスティングがめちゃくちゃ良かったです。
俳優陣が豪華すぎる。こういうドラマを見るとテレビ離れも分かる
メインの2人だけでも十分豪華なのですが、
- 間宮祥太朗さん
- 田中みな実さん
- 永作博美さん
- 渡部篤郎さん
- 安達祐実さん
- Kōki,さん
など、「この人まで出るの?」と思う人が次々と登場し、こういう作品を見るとNetflixが強い理由も分かりますね。
もちろん地上波にはスポンサーや放送時間などの事情もあるので、単純に比較できる話ではありませんが、それでも見る側としては、Netflixに時間を使いたくなるのも分かるなと思いました。
海外を一人旅していると、日本のルッキズムについて考えてしまう

自分は過去に何度か記事にしている通り、「海外を一人で旅行することが多い」のですが、海外を歩いていると日本との違いを感じることがあります。
まず日本人以外の全人類が「前髪を作った、切るか伸ばすか悩む」とか一切ないし整形をしている人なんか出会ったことすらありません。てか全員前髪作ってないし伸ばしっぱなし。
特に女性は気にしすぎ
日本だと前髪、巻き方、カラー、顔周りの毛まで細かく流行がありますが、海外に行くと細かくハイライトを入れてオールバックで一本に結んでいる女性も多数。くっそシンプル。
ブランドのバッグを持ってアピってる人すら見たことがないレベル。
なんならフランスのDiorすら店内はガラガラだったし、きっと憧れてるのは多分日本人だけなのかも。と思ったり。
CHANELのバッグを持っている人すらいないし、全員時計はAppleWatchです。ロレックスすらいない。
当時の一人旅に関する記事は以下をご覧ください。
今はSNSを開けば、嫌でも他人の顔が流れてきます。しかも目に入ってくるのは、加工された顔だったり、一番綺麗に見える角度から撮った写真だったりします。
しかしフランス人やスペイン人は「年齢を重ねる=美しいこと」だと捉えているし、アンチエイジングが流行っている日本人と完全に考え方が逆行。
整形依存は普通に怖い

自分はもともと美容整形には反対寄りです。整形そのものより怖いと思ったのが「どこで終わるのか分からなくなること」です。
- 最初は鼻だけだったはずなのに、鼻を変えたら今度は目が気になる
- 目を変えたら輪郭が気になる
- 輪郭を変えたら肌が気になる
といったようにもはや無限ループ。自分の顔なので、誰かが「はい、これで完成です」と決めてくれるわけではありません。
本人が満足できなければ終わりがないので、本作では、その先にある危険までかなり強烈に描かれています。
なんなら綺麗になりたくて始めたものが、気が付けば自分の身体を危険というかもはや「死にさらす」ところまで進んでしまうことまであり、沼へのハマり方が恐怖でしかなかったです。
しかし「整形が悪」というわけではない
本作でもありましたが、外見を変えたことで前向きになれる人もいるし、ずっと悩んでいた一重まぶたなどのコンプレックスがなくなって、それまでできなかったことができるようになる人もいます。
たとえば今となっては「声優業界」でもルックスが求められます。昔は言葉を選ばずに言うとそこまで可愛くなくても声さえよければよかったのが、今となってはほぼ全員美人です。
筆者は海外一人旅などの経験から様々な人を見てきた中で、整形は反対派であることに意見は変わりませんが、整形する人の気持ちについては見る前より少し考えるようになりました。
美容整形外科の裏側がエグい

患者側の美への執着だけではなく、美容整形外科側の事情もかなり生々しく描かれています。
美容医療は医療ですが当然「ビジネス」でもあり、特に怖かったのはこのあたりです。
- 美容整形で人生が良い方向に変わる人もいるため、単純に否定もできない
- 患者が「もっと綺麗になりたい」と思えば次の施術につながる
- 一度整形すると別の部分が気になり、終わりがなくなることがある
- 患者を救うこととクリニックの売上が必ずしも同じ方向とは限らない
ドラマなので脚色されている部分はあるでしょうし、実際の美容整形外科がすべて同じだとも思いませんが、ここまで見せられるとかなり怖いです。
まぁとにかく金がやばい。全員乗ってる車もやばいしほぼ全員チャラい。ボトックスパーティーとかやってるところは無いとは思いますが、本当にやってそうな部分はあるっちゃある。
美容外科側からしたら、このドラマがヒットして大丈夫なのか?と思ってしまうくらいでした。
少なくとも本作を見終わった直後に「よし、整形しに行こう」と思う人はそんなに多くない気がします。むしろ「売上落ちないか?これ」と思ってしまったのは自分だけじゃないはず。
キラキラしたビフォーアフターだけではなく、その裏側までちゃんと見せたのは良かったです。
ちょい余談:オープニングのBGMがめちゃくちゃカッコいい件
これは他のレビューでは意外と触れられていない気がするので紹介すると、オープニングのBGMがクソかっこいいです。
低く刻まれるビートがめちゃくちゃロックな感じで美容整形という華やかな世界を描いているのに、音楽にはずっと少し嫌な感じがあるのが特徴。
もし音楽までキラキラしていたら作品全体がもっと軽く見えていたと思うのですが、ダークかつアングラな世界観あるBGMがたまりませんでした。
面白かったけど細かいツッコミどころはある
かなり好きなドラマですが、もちろん「ん?」と思ったところもありました。
①Ko-kiさんが盲目なのにピンヒールはすごい
まず気になったのが、視覚障害のある人物がかなり高いピンヒールを履いて普通に歩いていたところです。
もちろん絶対に無理だとは言いませんが、あの高さのヒールで普通に歩いているのを見て「すごいな」とは思いました。
②大金持ちなのにバッグがなぜかCOACH
もう一つ気になったのがバッグで、かなりのお金持ちとして描かれているのに、なぜかCOACH。
別にCOACHが悪いわけでは全くないですが「せめてシャネルくらい持てw」と思わず突っ込みそうになりました。
③凜先生の家が細木数子の家の使いまわしで草
豪邸のロケ地は限られているのかもしれませんが、見た瞬間に「これ細木数子の家じゃね?」と思いました。
Netflixよ、ここまでお金をかけるなら家も頼む。
④最後の回復力だけはさすがに気になる
最終盤にも一つだけ言いたいのが「あれだけ事故って、あそこまで綺麗に回復する?」ということです。顔面の陥没が完全に治るのはさすがにドラマすぎ。というか非現実すぎ。
ドラマなので細かく突っ込むのは野暮かもしれませんが、美容医療をテーマにした作品だからこそ、最後の回復具合は少し気になりました。
まとめ→『ダウンタイム』は今年見たドラマでもトップクラスに面白いかも

細かいツッコミどころはありましたが、総合すると100点満点にかなり近いです。
Netflixらしい題材に豪華な俳優陣で、松岡茉優さんと仲里依紗さんの演技も本当に素晴らしくて、美容整形外科の裏側、ルッキズム、整形依存、フレネミーまで思っていた以上にいろいろな話が入っていました。
外見を変えることで救われる人もいるけど、どれだけ変えても満足できず苦しくなる人もいます。
その境目を本人以外が決めるのは難しいんだろうなと思いました。幸い、自分は美容は大好きだけど整形については一切興味がなくて良かったと思いました。
今年見たドラマの中では『Tシャツが乾くまで』と同じくらい面白かったかも。親や家族とみるのは気まずいですが、かなりおすすめ!
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