こんにちは。Nagiです。
当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去に様々な映画レビューをご紹介してきました。
2024年現在でいえば映画を150本ほど鑑賞しておりまして、昨年に続き今年もかなりの作品を鑑賞しております。
本日はタイトル通りジョーカーの続編である「フォリ・ア・ドゥ」を見終えたので記事にしていきます。
まず結論からお伝えすると以下のとおりでした。
- 決して報われる人生にならないアーサー
- 超絶リアリティな”妄想”
- ラストの爆弾からの超展開
- まさかの恋愛、それとミュージカル
- とにかく美味しそうに吸うタバコ、喫煙者でもないのに吸いたくなってしまう
酷評である理由
おそらくですが、観客である私たちも結局アーサーのことなんにも分かってなかったし、ここまで徹底的にジョーカーをぶっ壊してぶっ殺すとは…何者でもないどころかいろんな負を背負った弱者アーサーがカリスマに成り上がった前作の真逆。
アーサーがただの圧倒的弱者に戻っていくからこそ、ここまで酷評が多かったのではないかと推測します。もはや冒頭からアーサーは見る影もないほど更にやつれており、栄養失調かとおもうほどのガリッガリの体型。「ヒロアカ」に例えるとみんなが憧れるオールマイトがガリガリ、みたいな。
ジョークも口にしないし、完全にジョーカーという虚飾を剥ぎ取られて打ちのめされた状態で登場するわけで、そりゃ失望も当たり前。
アーサーに期待をしすぎたファンを壊しに行く作品
ファンはきっとダークナイトのジョーカーみたいな悪のカリスマ的存在を期待しすぎたのではないかと思います。
前作観れば分かると思いますが、この作品のジョーカーは優しい心も持っている普通の人間、アーサーです。だから、歌のシーンは苦しい現実から逃れていると解釈できるし、悪のカリスマである「ジョーカーと違う」のも理解できます。
つまりアーサーはアーサーでしかなく、そもそもジョーカーなんていなかった。だからこそジョーカーを信じていたファンが失望をしまくって酷評をしまくっていると推測ができます。
ミュージカルが苦手でも見ていられる
筆者の僕は年間100本以上映画を見ますが、その中でもミュージカルだけは絶対見ません。なぜなら「最終的に絶対に救われるオチが分かってしまうから」です。
それが事前に情報収集をしていなかったのもあり、まさかの本作がミュージカル映画であることを知りましたが本作については完全に別枠。最強のバッドエンドだからです。
ほぼ刑務所と裁判所のシーンなのでとにかく重い。アーサーを救うきっかけは全て潰れていき、もはや何が妄想で何が現実かも分からずに視聴者を完全に置いてきぼりに振り落としていく様がとにかく心地が良かったです。
タバコが吸いたくなる
僕自身非喫煙者のため、一切タバコを吸わないのですがここまで美味しそうにタバコを吸う人を初めて見ました。
アーサーがあまりにタバコが好きすぎて看守からもタバコを1本もらったりするほど。もはや5分に1回はタバコを吸うシーンがあるレベル。
火をつけてタバコの先端がどんどんすり減っていく描写が印象的でした。2021年10月31日に京王線殺傷事件(犯人はジョーカーに憧れ)でもそうでしたが、捕まった後もタバコを吸っていました。
今後もジョーカー信者の人は大いなる影響を受けることでしょう。
ジョーカー次回作は?
他のレビュアーさんたちが、「リーの子供がジョーカーとして次回作になる」や「アーサーを殺した青年が次のジョーカーになる」など様々な視点で次回作を期待されていますが、個人的に次回作はもうないのではないかと思っています。
やはりジョーカーはアーサーでしか成り立たないとおもいますし、実際彼は殺されて死んでしまいました。
誰かがやるにしても、アーサーの性格・妄想・スター性があるからこそジョーカーだとおもいますので、今回で完結ではないかと予想をしています。
裁判中にテロが起きたり、最後に死ぬシーンさえも「アーサーの妄想」だと1番面白いのですが・・・!
まとめ
いかがでしたか?
本日はタイトル通りジョーカーの続編である「フォリ・ア・ドゥ」を見終えたので記事にしました。
改めて結論をお伝えすると以下のとおりでした。
- 決して報われる人生にならないアーサー
- 超絶リアリティな”妄想”
- ラストの爆弾からの超展開
- まさかの恋愛、それとミュージカル
- とにかく美味しそうに吸うタバコ、喫煙者でもないのに吸いたくなってしまう
当サイト(Nagi Rhythm)は現在1500記事以上投稿しており、過去に様々な映画レビューをご紹介しておりますので併せてご覧ください!