【調査】Rick Owens本人は普段何を着ている?私服・ワードローブを年代別に徹底調査【年代別】
こんにちは。Nagiです。
以前、Rick Owensのミニマリズムについて記事を書いたところ、やはりRickOwens本人に関することは関心が高いようでかなりの流入と閲覧数があったので相当需要があるそう。
Rick Owensのコレクションといえばド定番のGeobasketやRamones、巨大なプラットフォームブーツであるキスヒールなど、独特な服や靴が次々と登場しています。なんならイチロー選手までRickOwensを着用されていたりもします。
ところがRickOwens本人の普段着はクッソシンプルで黒いTシャツ、ショーツ、カシミヤのニット、スニーカーや厚底ブーツが中心。

今回本人は普段どんな服を着ているのかも気になり、過去のインタビューを20年くらい遡って徹底調査してみたので記事にしてみます。
※2026年10月時点で確認できたインタビューをもとにしています。過去に着ていた服を現在も所有しているとは限らないため、発言の時期も記載しました。
目次
Rick Owens本人のワードローブ一覧

本人がインタビューで着用や所有について話した服を、種類ごとにまとめました。
| 種類 | 本人が挙げたアイテム | 確認できた時期 |
|---|---|---|
| Tシャツ | 黒コットンT、白T | 2020〜2022年 |
| ニット | 黒カシミヤセーター、タートルネック | 2009〜2022年 |
| パンツ | 黒ショーツ、以前は黒スキニーやスウェットパンツ | 1990年代〜2025年 |
| タンクトップ | シルクジャージーのタンクトップ | 2017年 |
| アウター | 黒ナイロンボンバー、テーラードコート | 2017〜2022年 |
| 靴 | ソックス型レザースニーカー、プラットフォームブーツ | 2017〜2025年 |
| バッグ | Eastpak / DRKSHDWの黒ナイロン製バケットバッグ | 2009年 |
| アクセサリー | Michèle Lamyからもらったシルバーブレスレット | 2013年 |
上記は複数の年代にわたる本人の発言をまとめたもの。2026年現在の所有品リストではありませんが、エビデンスを元に作成してみました。
ちなみに筆者自身、2025年の8月にフランスのParisで開かれていたRickOwensの展覧会「temple of love」に直接足を運び、RickOwens本人のクローゼットも目にしてレポートを書いておりますので以下の記事もご覧ください。
読むのが面倒な人向けに一言でお伝えすると死ぬほどシンプル。必見。
普段着の中心は黒Tシャツとショーツ、カシミヤ

黒Tシャツは20枚で白も着る

それぞれ出典元も記載しておきますね。2020年のAnother ManでRickは、黒いコットンTシャツを20枚持っていると話しています。
ただし黒だけではなく、2022年のGQでは旅行に黒と白のTシャツを持っていくとインタビューで答えています。

2025年には、以前より胸元の開いたVネックを着るようになったとも話していました。色数は少なくても、形は少しずつ変わっているようです。
出典:Rick Owens公式掲載・Another Man「The Movies I Watch While I Shower in the Mornings」2020年
黒ショーツは本人の定番

丈の長い黒ショーツも、Rickが昔から穿いている服のひとつです。
2017年のVESTOJでは、膝下丈のバギーショーツに、ソックス型のレザースニーカーを合わせていると説明しています。
ソックス部分で膝を覆うのは、毛の生えた膝を人前に見せるのが少し無作法に感じられるからだそうです。
2025年のFinancial Timesでも、黒ショーツと黒ブーツは昔からの定番だと話していました。
黒カシミヤのタートルネックも定番
黒いカシミヤのニットも何度もインタビューに登場しており、2020年には黒カシミヤのセーターを20枚持っていると答えていました。
2017年には、シルクジャージーのタンクトップにカシミヤのタートルネックを重ねると説明。ジムへ行く時は、上のセーターを脱ぐだけだそうです。ガチでデザイナーかよと突っ込んでしまうほどシンプルで草。
出典:Rick Owens公式掲載・VESTOJ「Rick Owens on What Makes a Man」2017年
1990年代は黒スキニー。本人の私服はどう変わった?

現在はショーツの印象が強いものの、昔の写真や発言を調べると違うスタイルも見えてきます。
1990年代は黒スキニーとレザージャケット
2017年のVESTOJでRickが振り返った1990年代の服装は、タイトな黒ジーンズ、黒いプラットフォームシューズ、黒Tシャツ、レザージャケットでした。
今のショーツ姿とは違い、全体的に細身の組み合わせ。筆者自身も長年JULIUSのスキニーデニムを長年穿いてきたのでこの時代のRickの格好には驚き。スキニーなんて全くイメージがありませんでした。
2000年代はショーツとスウェットパンツを重ね着
その後は軍放出品のショーツをスウェットパンツの上から穿き、Tシャツとレザーコートを合わせるようになります。
2008年の取材でも、黒ショーツの下にグレーのスウェットパンツを穿いていたと紹介されています。
パリに移住してからはレザーコートをセーブルの裏地付きコートへ替えたそうです。ショーツを中心とした今のスタイルに、少しずつ近づいていきます。
出典:Rick Owens公式掲載「Letter from Paris: Elegant Monsters」2008年
2017年はショーツにカシミヤとソックス型スニーカー
2017年のインタビューでは、
- アウターは黒いナイロンボンバー
- 膝下丈のショーツ
- シルクジャージーのタンクトップ
- カシミヤのタートルネック
- ソックス型レザースニーカー
を合わせると説明しています。
レザーコートを着なくなったのは、年齢とともに重く感じるようになったことも理由だそう。レザー製品を数多く作ってきた本人の話だけに少し意外。まぁ気持ちはクソほどわかる。
2025年は以前よりフォーマルな装いに

2025年のインタビューでは、直近5〜6年で私服がさらに黒くなり、シルエットもシャープで構築的になったと話しています。
テーラードを着る機会も増えたそう。確かにここ最近の彼を見るとテーラードを着用しているシーンしか見ないかもしれません。
黒ショーツとブーツはそのままですが、胸元は以前より大きく開き、靴のボリュームも増しています。
ショーツとブーツは変わらなくても、襟元やシルエットは少しずつ変わっているようです。
黒Tシャツだけでなくショーツも20枚ずつ持っている

2020年のインタビューでは、服の枚数まで具体的に明かしています。
- 黒コットンショーツ:20枚
- 黒コットンTシャツ:20枚
- 黒カシミヤセーター:20枚
この3種類だけで合計60枚です。
ところが、Vogueの「Objects of Affection」で見せたクローゼットには、Tシャツとショーツが少し積まれているだけでした。
動画の中では、拠点ごとに服を置いていることや、コレクションのたびにショーツを20枚作ることも話しているため、動画に映っているものが持っている服のすべてではなさそうです。
ただし60枚という数字は、あくまで2020年当時の発言なので今も同じ枚数を持っているかは不明です。
持ち物を減らす考え方については、以前のRickOwens式ミニマリズムの記事で詳しく紹介しています。
Rick Owens本人は服を買わないと衝撃発言

2017年のVESTOJでは、Rickは自分の服について「個人的には服にあまり興味がない。買うこともない」と話しています。
2017年の発言なので、現在も一切買っていないとは言い切れませんがかなり衝撃的。
2025年には、新たにワードローブへ加えたものとしてTaco Bootsを挙げています。確かに最近タコブーツばかりな気がしています。
出典:Rick Owens公式掲載・VESTOJ「Rick Owens on What Makes a Man」2017年
Rick Owens本人はどんな靴を履いている?
2017年に履いていたソックス型レザースニーカー

GeobasketやRamonesが有名ですが、2017年にRickが普段履いていると紹介したのは、ストレッチレザーのソックス型スニーカーでした。
もともとRickはスニーカーを退屈な靴だと思っていたそうです。(どういう意味かよくわかりませんが・・・!)
それでもジムに行くために必要になり、自分好みの大げさな形に作り替えた結果、ブランドを代表するアイテムになったと話しています。
2025年にはTaco Bootsを追加

最近の本人の足元では、キスヒールを筆頭に巨大なプラットフォームブーツが目立ちます。
2025年のFinancial Timesでは、ワードローブに加えたばかりのものとしてTaco Bootsを挙げました。

透明なPerspex製ヒールと、足を包むように折り畳んだ革が特徴。名前の由来は、そのタコスのような形だそうです。
Rickは厚底ブーツについて、一般的な美の基準への小さな抗議でもあると説明しています。
個人的にキスヒールが発売された当時、「めちゃくちゃダサい」と思っていたのですが改めて見るとクソかっこいい。きっと歩きづらいため欲しいとは思いませんが、20代なら間違いなく買っていただろうと思います。
過去には「靴は一度に1足だけ」と発言。ガチで鬼ミニマリスト
EAST TOUCH MAGAZINEのインタビューでは、持っている靴の数を聞かれ、「個人的には一度に1足だけ。だいたい3カ月ごとに替える」と答えています。
ただし公式サイトでは掲載年が2002年3月とされている一方、記事には2009年春夏コレクションの話も出てきます。正確な取材時期は確認できないため、過去の発言として紹介します。
現在の靴の所有数が1足というわけではないと思いますが当時は相当尖ったミニマリストであることがわかりますね。
出典:Rick Owens公式掲載・EAST TOUCH MAGAZINE(掲載年代に不整合あり)
ホワイトハウスの晩餐会にもショーツで出席
2017年のVESTOJでは、ホワイトハウスの公式晩餐会に出席した時の服装も語っています。
この日もショーツとスニーカーを穿き、長い黒のシルクデュシェスのブレザーと、黒シルクのタートルネックを合わせたそうです。
本人としては、失礼にならないように考えた服装だったとのことですが、相当カジュアルで草。
ショーツはいつもどおりで、上半身だけフォーマル。これが本人なりの正装だったそう。
2022年のGQでも、飛行機ではテーラードコートとプラットフォームシューズを着ると答えています。
出典:Rick Owens公式掲載・GQ「I Like to Live in My Own Private Fog」2022年
バッグとアクセサリーの愛用品

2009年のELLE ITALYでは、Eastpak / DRKSHDWの黒いナイロン製バケットバッグを気に入っていると答えています。
同じ取材で男性の基本的なワードローブとして挙げたのは、肩の形がシャープな黒トレンチ、黒カシミヤタートル、黒ポプリンのトラックパンツ、黒スニーカー、そしてこのバッグでした。
これはあくまで本人がすすめた組み合わせで、すべてを現在も所有しているという話ではありません。
出典:Rick Owens公式掲載・ELLE ITALY 2009年10月
アクセサリーについては、2013年のHarper’s BAZAARでMichèle Lamyから贈られたシルバーブレスレットをいつも着けていると話していますが、ここ最近は一切着用していない印象。
Michèleのつけすぎな程のアクセサリー使いとは対照的ですね。
出典:Harper’s BAZAAR「My List: Rick Owens」2013年
手放さずに残しているヴィンテージコート

2025年のFinancial Timesでは、1920〜30年代の黒いモンキーファーコートを、今も手元にある服のひとつとして挙げています。
若い頃はRickが着て、のちにMichèleも着用。今はパリのオフィスの椅子に掛けているそうです。
本人は、昔の服や自分のアーカイブをほとんど残していないとも話しています。このコートだけは長く持ち続けているようです。
出典:Rick Owens公式掲載・Financial Times 2025年インタビュー
旅行に持っていく服と荷物の中身

2022年のGQでは、旅行時の荷物についても話しており、機内持ち込みのバッグに入れるのは上記の変わらず、
- 黒ショーツ
- 黒カシミヤのタートルネック
- 黒と白のTシャツ
- ジム用のスニーカー
- 本を数冊
以上だそう。マジでミニマリスト。
かさばるテーラードコートとプラットフォームシューズは、飛行機で身に着けるそうです。大きなブーツは履いて移動されているとのことで流石の一言。
まとめ
今のRickの定番は黒ショーツと巨大な厚底ブーツ。自分で作る服は毎シーズン変わっても、本人の私服には長く続く好みがありました。
過去を振り返ってみても「一切プリントTシャツ」を着ていない美学を感じますね。以前軽く触れましたが、Appleの創業者でもあるスティーブ・ジョブズを連想させるくらい服の無駄がない。
20年以上服について一貫性があってブレや無駄がなく、惚れ惚れしてしまいます。
Rick Owensが同じ服を着続ける理由はミニマリズムの記事で、身だしなみに使っているものはAesopの記事で紹介していますのでファンの方やシンプルな服が好きな方は是非ご覧ください。

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