新着記事

【つまらない?】自転しながら公転するを読んで将来について考えさせられた話【映画化求む】

読書レビュー
この記事は約5分で読めます。

こんにちは。Nagiです。

当サイト(Nagi Rhythm)は1500記事以上執筆しており、下記のように過去に様々な小説のレビュー記事を執筆させていただきました。

本日は山本文緒さん著「自転しながら公転する」を読んだ感想をご紹介させていただきます。

まず物語の内容を一言でお伝えすると「愛を取るべきなのか、それともお金をとるべきなのか」という意味を持たせたテーマで、30代において非常に今後の将来について考えさせられる内容でした。

今回の記事では下記の3点についてピックアップをさせていただきました。

  • 物語の内容を簡単に紹介
  • 自分ならどうするか考えさせられる
  • 男女関係なしに30を超えると十分楽しめる

それでは上から順に解説をしていきます。ネタバレ注意です。

created by Rinker
¥940(2024/05/06 10:46:01時点 Amazon調べ-詳細)
スポンサーリンク

物語の内容を簡単に紹介

ぼちぼち結婚を考えていかねければならない30歳独身実家暮らしの「みやこ」が、たまたま同じショッピングモールで働いていた「貫一」と出会い、付き合うお話です。これだけだとすごく単純な恋愛物語ですが、読み進めるにつれてめちゃくちゃ捻っています。

なんと彼氏である貫一は簡単に仕事をやめるし(失業)、かといって就活もあまりしない。お金もない。元ヤン。けどめちゃくちゃ優しい。無職でお金がないのに旅行に連れていってくれたり、10万を超えるネックレスを買ってプレゼントしてくれたりする。

しかしながら気持ちは嬉しい反面、「お金がない」のは変わりません。お互い30超えていい歳なのに働いてもおらず女性であれば誰しもが「本当にこの人のままで良いのか」と考えさせられることを主人公である「みやこ」を通して心情を整理してくれます。

今後の自分の人生を照らし合わせながら考えてしまう

普段恋愛映画も恋愛小説も苦手で一切読まない僕ですが、本作品については今後の人生について考えさせられます。

  • 優しいだけで結婚はできるのか
  • とはいえ愛がなくてもお金さえあれば良いのか

あまりにヤンキーすぎて無免許運転で貫一が捕まり、完全に別れてみやこが色んな友達に相談したり1から婚活をするのですがそれでも貫一のことを吹っ切れることができず、最終的に「愛」を選ぶお話です。

自分ならどうするか考えさせられる

愛もお金も両方大事ですが、自分の場合ならどちらかといえば「お金」だと思いました。

どれだけ美人、イケメン、性格も最高であっても相手が無職であればお金もなくてやりたいことができずにイライラしかしません。お金から愛が生まれることもあると思います。

そのバランスが大事なところではあるのですが、30歳を超えた僕自身も非常にみやこの心情に共感ができて自分ならどんな行動をするのか考えさせられました。

  • めちゃくちゃ優しい。いうことなし。
  • なんなら災害ボランティアに行くほど心が広い
  • 絶対に浮気しないし彼女一筋。とにかく彼女を愛している。
  • けど元ヤンで失業。しかも最終的に無免許運転で捕まる。お金もないしほぼ人生終了状態。
  • 中卒。多分仕事もうまくいっていない。

上記のスペックを見るといかがでしょうか?将来を考えると「優しい、外見も最高」だけで生活は成り立ちません。

僕自身も新卒時代はお金がなくて色々と苦労をしましたが、当時のストレスは計り知れなかった経験があり、それらを思い出すとやはり「お金」というのも大事だと思います。

ここまで書いておいてなんですが愛もやっぱり大事

二転三転して申し訳ないです。最近とある異性と遊んだ時のお話ですが「お金持ちで、仕事も頑張っていて向上心があるけど性格が合わない」という方と出会いました。

このとき思ったのが「一緒に居る時間がとにかく苦痛」ということでした。お金はあっても愛が全くなければそれも苦痛。

結局結論という結論がなかなか出しづらい状態です。これらを加味すると上記のように「どちらかといえば愛のほうが大事なのかも」と思えるようになりました。このあたりは賃貸vs持ち家レベルになかなか難しい議論になりそうです。

男女関係なしに30を超えると十分楽しめる

誰しもが結婚となると「ある程度」の妥協は必要です。今回、みやこは最終的に貫一と結婚をすることになり、子供を授かることになるので「お金に対しては妥協をし、愛を重視した」ということになります。

実際にエピローグではとにかくお金について苦労をしたとのこと。実際に僕自身が小学生の時代、両親がかなりお金のやりくりに苦労をしたということも聞きました。

元々父親のほうに「残業手当」が付く予定を見越して家のローンを組んだのにも関わらず、景気悪化のために「40時間までしかつかなくなった」ということでかなり家賃のほうが苦労したそうです。

独身であれば「自分の人生」だけを考えて行動ができますが、結婚となると相手の人生まで背負う必要があるわけです。

愛だけで乗り越えていくことも難しいですし、一方で僕の上記の経験からお金はあっても性格の不一致で全てにおいてイライラするということもあります。

完璧な人間などいませんし、結論は出ない議論にはなってしまいますが、30を超えた男女であれば誰しもが楽しめる物語となっています。ドラマ化をしているとのことですが、個人的に映画化をしてほしい内容でした。

まとめ

いかがでしょうか?

本日は山本文緒さん著「自転しながら公転する」を読んだ感想をご紹介させていただきました。

改めて物語の内容を一言でお伝えすると「愛を取るべきなのか、それともお金をとるべきなのか」という意味を持たせたテーマで、30代において非常に今後の将来について考えさせられる内容でした。

今回の記事では下記の3点についてピックアップをさせていただきました。

  • 物語の内容を簡単に紹介
  • 自分ならどうするか考えさせられる
  • 男女関係なしに30を超えると十分楽しめる

当サイト(Nagi Rhythm)は1500記事以上執筆しており、下記のように過去に様々な小説のレビュー記事を執筆させていただいておりますので併せてご覧ください!

読書レビュー
スポンサーリンク
スポンサーリンク
Nagi Rhythm|30代独身男性ミニマリストブログ
タイトルとURLをコピーしました