【感想・ネタバレあり】2026年版バイオハザードが序盤からクソ怖くて草【ほぼ狩野英孝の実況】
こんにちは。Nagiです。
今Xで死ぬほど話題になっている2026年10月9日公開の映画『バイオハザード』を観てきました。
Xでも賛否両論ありまくりだった作品だったので若干ビビっていましたが、結論から言えばクソ怖くてめちゃくちゃ面白かったです。
思わず目を覆ってしまうシーンも多く、ホラーが苦手な人にはなかなか厳しい作品かもしれませんが自分は大満足。ちなみに自分は最近バイオハザードのゲームを購入したものの、怖すぎてクリアできなかったほどのビビリ。
劇場はほぼ満席でチケットを2枚並びで確保するのも苦労するほどの盛況ぶりで、公開直後ということもあって注目度の高さを感じました。
今回は原作ゲームとの違いや、XやFilmarksで見かけた感想なども交えながらレビューしていきます。
後半ではラストシーンについても触れるので、ネタバレが苦手な方はご注意ください。
目次
映画『バイオハザード』(2026)は過去のシリーズと何が違う?

監督を務めるのは『バーバリアン』や『WEAPONS/ウェポンズ』で知られるザック・クレッガー。主演はオースティン・エイブラムスで上映時間は94分です。
これまでのミラ・ジョヴォヴィッチ主演の映画版バイオハザードといえば、ホラー要素こそあるものの、どちらかというと派手なガンアクションのイメージが強かったと思います。
2026年版バイオハザードはかなり方向性が違う
ほかのレビュアーが書いていた、従来の作品が「映画としてのバイオハザード」だったとすれば、今回は「バイオハザードを実際にプレイしている感覚」に近いという感想がまさにその通りだと思いました。
もちろん原作のストーリーを忠実に再現しているわけではありませんが、ゲームをプレイしたことがある人なら、随所にバイオハザードらしさを感じられるはず。
ちなみに自分は完全に今回のバイオハザード派です。
主人公はクリスでもレオンでもない「ただの配達員」という点も良い

今回の主人公ブライアンは特殊部隊の隊員でもなければ、戦闘能力に長けたヒーローでもありません。
職業は医療品の配達員。言ってしまえばウーバーイーツの配達員のような一般人が、ラクーンシティの病院へ荷物を届けることになり、わけもわからないまま地獄のような状況に巻き込まれていきます。
- クリスやレオンのように当然ながら戦闘能力もない
- デザートイーグルやショットガンを手に入れても扱い方がわからない
- 銃を持っているからといって全く安心できない
という点がこれまでのシリーズとは違って新鮮でした。
銃すら握ったことがないので、クリスやレオンだったら簡単に切り抜けそうな場面でもブライアンはとにかく逃げるしかありません。
自分が同じ立場だったら間違いなく序盤で食われて終わっているだろうし、そもそもあんなクソ怖い場所をよく歩けるなと思ってしまいました。
ゲームをプレイしていると主人公が強すぎて忘れがちですが、普通の人間がバイオハザードの世界に放り込まれたら、きっとこんな感じなんでしょうね。
改めてクリスやレオンがどれだけ超人的な存在だったのか思い知らされます。
Xでの評判も良好
個人的にクソ怖かったのは序盤の雪山シーン

自分が今作で最も好きだったのは序盤の雪道から農場にかけてのシーンで、カメラアングルから不気味な風景の見せ方までとにかく恐怖を煽ってくるのが最高でした。特に開始15〜30分あたりは本当に怖くて、何度も目を覆ってしまうレベル。
雪に覆われた薄暗い道を歩いているだけでも嫌な予感しかしないのに、どこから何が飛び出してくるかわからない。あの緊張感はゲームをプレイしているときとほとんど変わりません。
普段ゲームをプレイしていても、敵と戦っているときより、こういう何が潜んでいるかわからない場所を歩いているときのほうが圧倒的に怖いんですよね。
知能を持った感染者が怖すぎる

しかも今回の感染者は、初代(ゼロ含む)から「3」あたりまでに登場した、ゆっくり歩いてくる一般的なゾンビとは少し違います。
知能を感じさせる行動をとってくるし走ってくるし、こちらの予想を裏切る動きをしてきたりするので何をしてくるのか全く読めません。
これが本当に厄介で、昔のバイオハザードに登場した、ただ歩いてくるだけのゾンビのほうがどれだけマシだったかと思い知らされました。
何よりブライアン自身がゾンビの存在すら知らない一般人なので、何が起きているのか理解できないまま追いかけ回されるのが恐ろしい。
自分だったら間違いなくパニックになっているでしょうし、あの状況で冷静に判断できる人なんているんでしょうか。
後半になると怖さが薄れてしまった
序盤の恐怖があまりにも強烈だった反面、個人的には中盤以降になるとほとんど怖さを感じなくなってしまったのが少し残念でした。
- クリーチャーの存在に慣れてしまった
- 助かった一般人が出てきて緊張感が和らいだ
- 感染していない医者が出てきた
と、後半になるにつれて「自分しか味方がいない」ような状況じゃなくなったのでその点怖さがなくなってしまいました。
実際にFilmarksでも、序盤のホラー演出を高く評価しながら、後半はコメディ色が強くなりすぎたというレビューを見かけたので自分だけじゃないはず。
もちろん後半がつまらなかったわけではありませんが、個人的には序盤のあの恐怖感をもう少し長く味わいたかったかもしれません。
FPSとTPSを使い分けたカメラワークが秀逸

今回の映画で特に感心したのがカメラワークで、一人称視点(FPS)と三人称視点(TPS)を巧みに使い分けているのが印象的でした。
ゲームをプレイしたことがある人ならすぐに気づくと思いますが、単にゲームっぽい映像を撮っているのではなく、まるで自分がコントローラーを握って操作しているような感覚になるんですよね。
主人公の視線とカメラが連動する撮影手法
特に素晴らしかったのが、主人公の背後から追いかける三人称視点のカメラワークです。
ブライアンが左右を確認すると、それに合わせてカメラも動き何かに気づいて振り返れば画面も同じ方向へ移動する。

これは「バイオハザード4」以降のゲームでおなじみの、肩越し視点をそのまま映画に持ち込んだような演出で過去プレイしたことがある自分からすると若干感動。
ザック・クレッガー監督はVanity Fairの映像解説で「カメラを主人公の注意や視線に連動」させることを意識したと説明しています。
俳優とカメラオペレーターが動きを合わせる必要もあったそうで、何気なく観ていたシーンにも相当なこだわりがあったことがわかります。
中でも感心したのは、主人公が見ていない場所を観客にも簡単には見せないところ。
普通の映画なら画面を切り替えて周囲の状況を説明することもできますが、今作では主人公と同じ視点で危険を探さなければならないため、画面の外に何がいるのか気になって仕方ありません。
ゲーム特有の「そこを歩く恐怖」をここまで映画で再現できるとは思いませんでした。
武器の入手やステージ構成までゲームそのもの
カメラワークだけでなく、物語の進み方もゲームを意識しているように感じました。
- 雪道
- 農場
- トンネル
- 下水道
- 市街地
- ビル内部
と目的地に向かうにつれて舞台が次々と変わり、その場所ごとに違った感染者やクリーチャーが待ち受けています。
さらにハンドガンからショットガン、サブマシンガンへと武器が徐々に増えていくあたりも、まさにゲームのステージを順番に攻略しているような展開でした。
実際に以下のような原作おなじみの小道具も出てくるし、バイオハザードのゲームをプレイしたことがある人は大興奮間違いなし。
- 救急スプレー
- ハーブ
- タイプライター
また、ゲームをプレイしていると「鍵なんて壊してしまえばいいのに」と思うことがありますが、そうしたゲームあるあるにまで触れているのも面白いところでした。
原作のストーリーとは違うものの、こういう細かい部分にバイオハザードらしさを感じられるのはファンとして嬉しいですね。
クリーチャーの造形が気持ち悪すぎる

カメラワークと同じくらい評価したいのが、感染者やクリーチャーの造形です。
今回登場するクリーチャーはどれも独創的で、単にグロテスクなだけではなく、人間の面影を残したまま異様に変形した姿がなんとも気持ち悪かったです。
動き方まで含めて生理的な嫌悪感があり、なかには今後の原作ゲームに逆輸入されてもおかしくないと思えるほど印象的なものもいました。
CGだけに頼らない生々しい造形

特に農場で登場する、手足が不気味に動くクリーチャーのシーン。
てっきりCGで制作されたものだと思っていましたが、実際には演者の身体の動きを利用した特殊効果で撮影されていたそうです。
Creative Bloqの撮影舞台裏を紹介した記事を読むと、あの奇妙な動きがどのように作られているのかわかります。
最近はCGで何でも表現できる時代ですが、実際の演者や造形物を使うことで生まれる生々しさはやっぱり違いますね。
海外の映画関係者からもクリーチャーのデザインは高く評価されていて、『遊星からの物体X』を連想させるという感想もありました。
身体が千切れて「腸」も出てくるなどグロテスクな描写自体もかなり容赦がないので、苦手な人は注意したほうがいいと思います。
リッカーやタイラントが登場しないのは残念?
一方で、原作の人気クリーチャーであるリッカーやタイラントが登場しない点は少し残念でした。
個人的には、あのカメラワークでリッカーに追いかけられるシーンなんかも観てみたかったです。
感染者のデザインも独自色が強く、原作のラクーンシティとは雰囲気が違うためバイオハザードというより別のゾンビ映画を観ているように感じる人もいるかもしれません。
実際、原作との違いを指摘するレビューも見かけましたし、このあたりは好みが分かれるかも。
まぁ自分の場合は既存のキャラクターやクリーチャーに頼らず、新しいバイオハザードを描こうとしたこと自体は好印象でした。
狩野英孝のバイオハザード実況を観ているような94分
XやFilmarksでいろいろな感想を読んでいて、個人的に一番共感したのが「狩野英孝のバイオハザード実況を観ているような映画」という評価です。
これが本当に的確で、狩野英孝さんの配信を見られたことがある人はわかると思いますが、突然敵が出てきてパニックになったり、意味のわからない行動をとったり、怖いはずなのに笑えてしまうことが多いです。
今回のブライアンもまさにそんな感じで、絶体絶命の状況なのに汚い言葉を連発しながら、なんとか生き残ろうと必死になる姿がとにかくシュールなんですよね。
しかも本人は全く笑わせようとしているわけではなく、本気で死にかけているのがまた面白い。
ちなみにXでは、ブライアンが劇中で「Fuck」と言った回数が139回らしいという投稿も話題になっていました。
【ネタバレ】ラストシーンは正直少し残念だったかもしれない

個人的に少し残念だったのが、主人公ブライアンの結末です。
あれだけ必死に逃げ回って、何度も死にかけながらようやく病院までたどり着いたのに最終的には自分自身がクリーチャーになってしまうという救いのないバッドエンドです。
バイオハザードの主人公といえば、どれだけ絶望的な状況でも何だかんだ生き延びるイメージが強いので、今回も最後には助かるものだと思っていました。
もちろんブライアンはクリスやレオンのような超人ではないわけで、普通の人間があの世界で生き残るのは簡単ではないという結末にも納得はできますが、あれだけ苦労して目的地にたどり着いたんだから、最後くらい報われてもよかったんじゃないかと。(腕がクリーチャー化して大きくなってしまい、服で隠すシーンが好き過ぎました笑)
ちなみにザック・クレッガー監督は、当初撮影したラストシーンから編集段階で大きく変更を加えたと明かしています。
もともとは治療薬がもっと早い段階で失われる構成だったそうですが、それではブライアンが助かるかもしれないという観客の期待が途切れてしまうため、最後まで希望を残す展開に変更したとのことでした。
なるほど、最後の最後まで助かる可能性を見せておいて、結局救われないという演出だったわけですね。
ホラー映画として考えれば決して悪い結末ではありませんし、無理やりハッピーエンドにしなかったのも今作らしいと思います。
まとめ:ホラー映画が苦手だけどバイオハザードはもっと観たいかも

今回の『バイオハザード』は、これまでの映画版とは全く違った面白さがあって大満足でした。Netflix・アマプラ待ちは絶対しないほうがいい。本作は映画館で見てこそ恐怖感が半端ない。
ミラ・ジョヴォヴィッチ版のように主人公が敵をなぎ倒していく爽快感も悪くありませんが、自分は今回のようなサバイバルホラーのほうが好みです。
なかでも序盤の雪山シーンは本当に怖かったですし、FPS・TPSを使い分けたカメラワークや、独創的なクリーチャーの造形にはかなり驚かされました。
後半になるにつれて恐怖が薄れてしまったことや、ブライアンが報われなかったラストシーンなど、気になる部分もありましたが、それでも94分があっという間に感じられるほど面白かったです。
原作のストーリーを忠実に映画化しているわけではないのに、ゲームをプレイしているときの独特な恐怖や緊張感がしっかり再現されているのも良かったですね。
個人的にはこういう路線のバイオハザードをもっと観たいですし、できれば今回の世界観のまま原作のクリーチャーも登場する続編を制作してほしいところ。是非これから見られる方や、見終わった人の考察として参考になれば幸いです!

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